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仕事で消耗しない人になる方法 「会社員の責任を正しく認識する」

こんにちは。
仕事はそこそこで家事育児にこそ本気で取り組みたいかじおです。

今回は仕事の話です。
皆さんは仕事中、どんなときにストレスを感じますか?
上司に怒られたとき、任された仕事を終えられないとき、取引先に無理難題を押し付けられたときなどでしょうかね。

私は…と言うと、実は仕事中にストレスを感じることがほとんどありません
これは私が責任を持つべき範囲を正しく認識できているできているからです。逆に、仕事で消耗してしまっている方の多くは、無条件に色々なことに責任感を持ってしまっているように見えます。

というわけで今回は私の仕事で消耗しないコツ「責任を正しい範囲内のみで持つこと」について紹介していきます。
これによって、ストレスがなくなるだけでなく、努力するべきところで力を発揮できて結果的に仕事の効率も上司の評価も上げることができるはずです。


会社員に与えられた責任とは

責任感を正しく持つには、まず自身に与えられた責任がどのようなものかを正しく把握する必要があります。

私たち会社員は、会社から給料をもらう代わりに会社に利益を与える(=仕事を進める)責任を与えられています。

私たちに与えられている責任は、仕事を進めることを目的として業務時間中私たちにできる量と質の仕事を実行することだけです。無条件に上司に従うことが課せられた責任ではありません。
当たり前のことを言っているようですが、まずはこれを押さえておく必要があります。
その前提の下で、仕事で消耗しないために私たちはどうすればよいかを以降で説明していきます。

消耗しない働き方

では、私たちの責任の範囲を正しく認識したうえで、どのように働けば無用にストレスを感じることなく仕事に取り組めるのでしょうか?
具体的な働き方として以下の4つを紹介します。

①仕事を引き受けすぎない

まずこれが一番大事です。
普通に取り組んで終わらない量や期限の仕事は引き受けないでください。
過剰な業務を抱えていては、かならずどこかで無理をすることになり心身への悪影響を避けられません。上司にキッパリ無理だと伝えましょう。

ただし、この時に上司に対してできないと断るだけでは不十分です。
上司は敵でなく共に仕事を進める仲間であり、上司の責任は仕事をスムーズにこなせるように部下に仕事を割り振ることです。そして自分には仕事を円滑に進める努力をする責任があります。要は上司に協力するべし、ということです。
任せられた仕事が期限内にできない旨を伝えると同時に、どうしたらできるかを上司と話し合うところまでは責任を持ってください。

例えば「この仕事を後回しにすればできます」「これだけ時間がかかるので人員を増やせばできます」など自分の仕事量を把握して建設的な提案を出していけばスムーズに話が進むはずです。
上司としても黙って抱え込んでパンクされるよりありがたいですし、後述しますが適切な業務量を引き受けることは業務効率を上げて、結果的には会社全体にも利益を与える行為です。しり込みせず話し合ってください。

しかし残念ながら、現実には話し合いに協力してくれない上司もいます。
その場合は自分が無理して仕事を終えなくていいです。適切に業務を割り振るという責任を上司が果たせていないのであって自分には責任はありません。割り切りましょう。そうなっても上記の話し合いを第三者と共有できれば自分が不利になることはありません。

②働くのは業務時間内だけ

ON/OFFをハッキリさせましょう。
仕事のことを考えるのも仕事をしているようなものです。
退勤後や休日は仕事のことを完全に忘れて、過ごしてください。

繰り返しますが業務時間外に仕事をする責任は一切ありません
そうしないと終わらないということであれば、①のように上司と終わる仕事量になるよう調整が必要です。

③自分のミスを許容する

私たちは人間なので必ずミスをします。完璧な仕事をし続けることは絶対にできません。
提出した書類に誤字脱字があるのは当たり前ですし、自分の間違いで起きた失敗を同僚にカバーしてもらうこともあるでしょう。顧客に損失を与えることだってあるかもしれません。
しかし、それらは当たり前に起こることなので気に病む必要はありません。失敗して上司に怒られたとしても「人間だからしょうがない」とすぐに切り替えましょう。やるべきことをやった上でのミスで怒られるとすれば、それは怒る側が感情をコントロールできていないだけなのです。(フォローしてくれた方への謝罪や感謝の言葉は当然必要です)

それではやるべきこと、私たちが仕事をするうえで果たすべき義務とは何でしょうか。
それはミスをしないことでなく、ミスをして落ち込むことでもなく、ミスをしないように努力することです。

例えば、文書で誤字脱字が多いならば自分用のチェックシートを作り提出前に必ずチェックする、自信がないところは能力のある同僚を巻き込んで早い段階で確認してもらう、一度やってしまった失敗は再発防止策を考えて全体に注意喚起を促して結果的に全体の失敗を減らす、などミスを防止、リカバリーする努力ができれば十分会社員としての責任を果たしています。

④遠慮せずに休む

有給休暇や産育休などは会社員に与えられた権利です。
それを使うことが無責任であるはずがありません

しかし現実には、休むことでどこか負い目を感じてしまっていませんか?
なぜ負い目を感じるのか。
それは休んだことで誰かに負担が生じてしまうからでしょう。

確かに同僚に負担が生じるかもしれませんが、そのことはあなたに責任はありません
まず、私たちの普段の業務には同僚が休んだ分のサポートも含まれています。有給休暇等でいない同僚のサポートをするのは給料にも含まれている責任の範囲内の業務です。
もし、一人休んだだけで同僚に大きな負荷がかかるとすれば、それは休んだ人に責任があるのではなくて人員を補充しないorできない形にしている会社側に責任があるのです。

私たちが果たすべき責任は、休まないことでなく休むことは前提で考えてその時に周りができる限り困らないように努力しておくことなのです。
例えば、休みの予定は早めに関係者に共有しておく、自分にしかできない業務がないようにマニュアル化しておく、休んで崩壊しそうであれば上司、または上司の上司にそれを共有するなど、できることをやっているならば気兼ねなく休むべきです。

その他のメリット

さて、ここまでは責任の範囲を正しく認識することでストレスフリーに働くことができるという話をしましたが、ほかにも3つ大きなメリットがあります。

同僚にやさしくなれる

まず、同僚に対して不満を持つことが少なくなり、優しく接することができるようになります。
「ミスを許容する」「自由に休むべし」という話をしましたが、これは自分だけでなく職場の仲間たちだって同じです。

自分のミスが許せるのであれば、同様に仲間のミスも許せるようになるはずです。また、自由に休んでいいことが理解できれば、同僚が休むことを不満に思わなくなるはずです。

仕事の効率が上がる

消耗した状態では、フルパフォーマンスで働くことは不可能です。
仕事に余裕を持って十分な休息が取れて初めて自分の力を100%発揮することができます。

また、仕事に余裕が生まれれば、効率を上げる工夫に気を回す余裕もでき、結果的に余裕を持ったままどんどんこなせる業務量が増やしていくことも可能です。

上司に評価される

若いときはがむしゃらに働けることが優秀と思いがちですが、部下を管理する側になると、自分の能力を正しく理解して着実に仕事をこなす人材が優秀であることに気づきます。
①のように、業務量について建設的な話し合いができる部下は案外少ないため上司にとって重宝される人材になります。正しい上司であれば、仕事を頑張ること自体よりも、成果に着目して評価をしてくれるでしょう。

まとめ

仕事をする上で、なにが自分の責任で、なにが他の人の責任なのかを意識してみてください。
ここの切り分けができ自分の責任部分に注力できれば、ストレスが減るだけでなく、仕事の効率も上がり結果的に上司の評価も上げられるかもしれません。

以上。

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