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暑い六月におススメの本!(七月)

※この記事は六月に発表する予定だったものです。
 元広報がUPをサボっていました。ごめんT。

どうも、この度初めて記事を書くことになりました。
アプリコット4回生のTです。

さて、いよいよ六月も終わりが近づき、気温も大分と暑くなってきました。
私の家なんてもう、近頃は夜暑くて暑くて寝苦しいのなんの…

しかもこのタイミングで扇風機が壊れて、エアコンが両親の寝室にしかないので、近頃はエアコンにありつくために父の横で添い寝する始末…
終 わ っ て る 
というか、父は父でよくぞ文句一つ垂れずに我慢してくれてるものだと、他人事のように思う今日この頃です。

近頃、こんなことばかりが続くので、なんだか気が緩んできているような気がしないでもありません。

特に六月なんてロクにイベントもない、所謂「虚無月」なので尚更です。
実際六月は交通事故件数が増えるとか増えないとか……

てな訳で、今回はそんな五月病ならぬ六月病を吹き飛ばすような、緊迫感を味わえる本を二冊紹介していこうと思います。

恩田陸 「エンドゲーム」


 「あれ」と称される謎の存在との戦いを描く、常野物語シリーズ三作目。
 
 シリーズものではありますが、前作との繋がりはあまりないので、単体でも楽しめる作品です。
 この常野物語シリーズは、特殊な能力を持つ人々を主軸に描く短編集で、基本的には面妖で幻想的な雰囲気の話が多いのですが、この「エンドゲーム」だけは少々異色な作品で、ホラー要素やサスペンス味が強く、終始不気味で予断を許さぬ緊迫感が漂う作品です。

 不気味な伝記物が好きという方におすすめの一作。全体的にフワッとした描写が多く、考察が捗るので、考察が好きという方にも是非読んでもらいたい作品です。

新保裕一 「ホワイトアウト」


 日本最大級のダムが武装テログループに占拠され、たまたま巻き添えを食らった主人公が単騎でテロ組織とドンパチする話です。
 
 ……別に読んでみるとそうでもないんですけど、改めてあらすじを見るとなかなかぶっ飛んだ内容ですね……。
 とにかく、本作については上記のあらすじ以外特に言うことはありません。もう、そのまんまの内容です。主人公は別に特殊な訓練を積んだ超人とかそんなんではなく、ちょっとメンタルがイカれてるだけの一般人です。そんな彼がテロリスト相手に大立ち回りを繰り広げる様は痛快であると同時に、手に汗握る緊迫した場面の連続で、非常に読み応えがあります。

 刺激に飢えてるという方、是非騙されたと思って読んでみて下さい。

さ、ということで二冊紹介して参りました。
いかがでしたでしょうか。
今回紹介した本の中に、皆さんの心の琴線に触れる本がもしあったら、それだけで恐悦至極です。

六月ももう残すところあと一週間とかそこいらになって参りましたが、残り少ない六月をいい感じに消費して、いい感じに六月病だけでもなんかして七月を迎えましょう。
ハナから六月病発症してないよーという方は……そうですね、どうしましょう……お呼びじゃないですね。素敵なことです。

では、またご縁があれば。
(サポーターT)

 
 

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