Ep.4 姉の秘密
○○:お前達は、本当の姉弟じゃ・・・ない!?
美月:え!?
○○:そんな・・・
美月:嘘でしょ・・・
二人:・・・
父からの手紙には、こう書かれていた。
美月:!?不妊症・・・
○○:そんな!?姉ちゃんが・・・捨てられていた・・・くっ!(心:姉ちゃんを・・・捨てた・・・自分の娘を捨てるなんて・・・ふざけやがって・・・)ジリリリリ✊
美月:○○・・・ギュッ
○○:っ!姉ちゃん・・・
美月:○○。私は大丈夫だよ。そりゃあショックだったけど、お陰で、お父さんやお母さん、それに・・・○○にも出会えた。
○○:姉・・・ちゃん・・・
美月:続き・・・読もう?
○○:・・・うん。
美月:お父さんもお母さんも・・・私の為に○○を。
○○:父さん、母さん・・・ありがとう。お姉ちゃんも。ありがとう。
美月:○○・・・
○○:皆のお陰で、俺・・・幸せだよ。
○○:父さん・・・安心してよ。姉ちゃんは、俺がちゃんと守るから。
美月:うん・・・私も、ちゃんと○○を支えるよ。だから、お母さんと一緒に見守っててね。
○○:父さん、母さん・・・ありがとう。俺を産んでくれて。姉ちゃん。
美月:なに?
○○:これからも、一緒に居てね。
美月:うん!
○○:(心:シャドーが言っていた、気付けって言葉・・・この手紙の事だったんだろうな。ありがとう、シャドー。)
一週間後・・・
康太:それで、血縁関係はなかったんだな。
○○:うん。DNA鑑定の結果でも、血縁関係は認められないって。
康太:そっか・・・これから、どうするんだ?
○○:どうって?
康太:いや、だから。お前と美月さんに、血縁関係はなかった。つまり二人は、義兄弟ってことになるだろ?
○○:うん・・・義理の姉弟、て事でしょ?
康太:そう。義理の姉弟ってことは、結婚出来るって事なんだよ。
○○:なるほど!結婚か・・・け、結婚!?
康太:ああ。
○○:え/////け、結婚って・・・だ、誰と誰が?
康太:そりゃあ、お前と美月さんに決まってるだろ?
○○:・・・俺と姉ちゃんが、結婚・・・それって、パパとママってことだよね?
康太:まあ、そうなるな。
○○:マジすか・・・
康太:まあ、急にそんな事言われてもって感じだろうけどな。
○○:・・・(心:結婚か・・・姉ちゃんと結婚したら、どうなるんだろ。まずは、名前呼び?・・・み、美月?うーん・・・変な感じ・・・)
康太:で、話は変わるけど・・・どうだ?新しい家は。
○○:あ、うん!もうスッゴい快適だよ。ホント、最高の物件だよ。
康太:そうか。
○○:良かったら・・・今度、来てよ。いつでも待ってるから。
康太:おう。必ず行くよ。
○○:うん!(心:・・・結婚かぁ・・・)
俺は、この日から結婚を意識するようになった。
○○:・・・
美月:○○?
○○:え?あ、なに?
美月:はい。書類。
○○:あ、うん。ありがとう・・・
美月:どうかしたの?
○○:え?あ、ううん!なんでもないよ!
美月:・・・何かあったら言ってね?
○○:う、うん!アハハ😅
美月:?
翌日
○○:はぁ~・・・(心:結婚かぁ・・・)はぁ~。
美月:○○。これ、どうかな?けっこ・・・
○○:結婚!?ガンッ💥いってぇ~!
美月:ちょっ!大丈夫?
○○:うぅ~・・・痛い・・・
美月:もう・・・ほら。見せて?
○○:うん・・・
美月:・・・うん。大丈夫。
○○:ほっ😰ね、ねぇ。さっき、なんて言おうとしたの?
美月:?あぁ~・・・これ。結構、上手に出来たかなぁ、って。どう?○○もそう思わない?
○○:あ、あぁ~・・・結構、ね。アハハ😅う、うん!上手だよ。とっても!
美月:やっぱり?ふふっ。もう直ぐで出来るから。座って待ってて?
○○:はーい・・・
美月:・・・(心:さっきの○○・・・結婚って言ってたなぁ。・・・結婚かぁ。そういえば・・・史緒里にも言われたなぁ~。)
史緒里とは、久保史緒里の事で、私の友達です。
💭
史緒里(電話):じゃあ、実の姉弟じゃなかったんだ。
美月:うん。びっくりしちゃって。
史緒里(電):そっか・・・ん?て事は、二人は結婚出来るってことじゃん!
美月:・・・へっ/////け、結婚!?わ、私と○○が?
史緒里(電):他に誰が居るのよ。
美月:・・・結婚・・・/////それって、パパとママになるって事だよね?
史緒里(電):まあ、そうだね。
美月:そっかぁ・・・パパとママかぁ・・・えへへ/////
史緒里(電):ふふっ。まあ、どちらにしても、幸せにならなきゃ駄目だよ?
美月:史緒里・・・
史緒里(電):・・・もし結婚ってなったら、私も呼んでね?
美月:ふぇ/////もう・・・
史緒里(電):ふふっ。
現実
美月:・・・えへへ/////
○○:?
結婚を意識するようになった○○と美月。果たして二人は結婚するのか?
To be continued……
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?