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姉と同級生は恋敵8


 僕の名前は山下○○。前回のお話で、同級生の田村真佑ちゃんに花火大会で告白し、付き合うことになった。更に、同じく同級生の弓木奈於ちゃんも、真佑ちゃんのお兄さんの巧君と付き合うことになりました。そして今回は、この花火大会から一ヶ月後のお話。



真佑:はぁ~~😞


奈於:どうしたの?なんか悩み?

真佑:うん・・・ほら。○○君と付き合うことになったじゃん?

奈於:うん。そうだね。

真佑:けど、デートに誘えなくてさ。

奈於:・・・○○君からは?

真佑:それが、誘ってもらったこと無いの。

奈於:そうなんだ。

真佑:うん。はぁ~😞どうしよう?あ。ところで、奈於はお兄ちゃんとデートしたの?

奈於:あ、うん/////三回はしたよ。えへへ。楽しかったなぁ😌

真佑:良いなぁ。はぁ~。

 
 一方、○○君は?

 
○○:はぁ~~😞

響:どうした?なんか悩み?

○○:それが、デートに誘えなくてさ。

響:なんだそういうことか。

○○:なんだ、ってなんだよ。俺からしたら大問題なんだよ。

響:別に、普通に言えば良いじゃん。

○○:それが出来たら苦労しないよ。

巧:○○に響じゃん。何してんの?

○○:たっ君。あ、そうだ!たっ君!

巧:うおっ!ど、どうした?

○○:たっ君は、奈於ちゃんとデートした事あるの?

巧:あ、ああ。

○○:どうやって誘ったの?

巧:どうやって?そんなの、普通に誘えばいいじゃん。真佑だって、誘われたら嬉しいだろうし。

○○:そっか。そういう事か!行ってくる!

響と巧:お、おう。

響:彼奴、考えすぎなんだよな。

巧:ははっ。そうだな。



真佑:はぁ~。

奈於:思い切って言ってきなよ。○○君だって、誘われたら嬉しいだろうし。

真佑:それは・・・

奈於:あ、○○君だ。

真佑:え?

○○:あ、真佑ちゃん!

真佑:は/////はい!

○○:今、良いかな?

真佑:う、うん。大丈夫だよ?

○○:良かった。実は、真佑ちゃんに話したいことがあるんだ。

真佑:あ、うん。(心:なんだろう?)

○○://///今度の土曜日って、空いてたりする?

真佑:あ、空いてるけど/////なんで?

○○:良かったらさ、動物園。一緒に行かない?

真佑:え?/////(心:私、誘われてる。)

○○:あ。全然、嫌なら良いんだ。

真佑:全然、嫌じゃ、無いよ?むしろ、嬉しい。

○○:あ、じゃあ・・・

真佑:うん!行こ?動物園。

○○:うん!へへっ😁じゃあ、土曜日の10時半に駅前で良いかな?

真佑:分かった。

○○:じゃ!👋

真佑:うん!👋


奈於:良かったね?

真佑:うん!えへへ。楽しみだなぁ~。

奈於:ふふっ。


響:どうだった?

○○:ああ。土曜日の10時半に駅前で集合。んで、動物園に行くことになった。

巧:ちゃんと誘えたか?

○○:勿論。ちゃんと誘えたよ。ありがとうたっ君。

巧:ああ。

○○:へへっ。


夕方


○○:ただいま!

美月:おかえり!ん?何か、良いことでもあった?

○○:ああ!今度の土曜日。真佑ちゃんと動物園に行くことになったんだ。

美月:おお!遂に、初デートね。

○○:おう!

美月:じゃあ、当日の為に練習しないとね。

○○:・・・

美月:というわけで、私とデートしよ?

○○:しないよ。

美月:ぶぅ~😡してくれないなら、ご飯作らないよ!

○○:良いよ別に。今日の当番は俺だし。

美月:あ。そっか。今日は○○か。ちぇっ。

○○:まったく。姉ちゃんも、早く彼氏作れよ。

美月:私は、(動:○○の腕に抱きつきながら。)○○が居るだけで幸せだも~~ん!

○○:はいはい。

美月:むぅ😡

○○:・・・(全然怖くねえな。むしろ可愛い。)

美月:今、可愛いって思った?ね!可愛いって思ったよね!ね!

○○:・・・(心:なんで分かるんだよ。)

美月:きゃ~~!/////可愛いって言われちゃった。えへへ/////

○○:(心:うん。言っては無い。思ったのは思ったけど。)

美月:ムフフ🥰

○○:・・・(心:飯作ろう。)

 
 そして、デート当日。俺は、約束の三十分前には、駅前に着いていた。


○○:ちょっと早かったかな。

真佑:あ。/////○○君?

○○:真佑ちゃん!?早いね?

真佑:う/////うん。なんか楽しみ過ぎて早く来ちゃった。(心:本当は、初デートで緊張して、眠れなかったんだけど。)

○○:そっか。(心:なんだよそれ!めっちゃ可愛いじゃん!)実は、僕も楽しみ過ぎて早く来ちゃったんだ。

真佑:あ/////そ、そうなんだ!そ、それでどうかな?似合ってるかな?

○○:あ、うん!めっちゃ可愛い!似合ってるよ。

真佑:あ、ありがとう/////(心:可愛いって言われちゃった/////🥰)えへへ/////

○○:・・・(心:スッゴい、「抱き締めたい!」と思ったのは、僕だけだろうか。)可愛いな。

真佑://///

○○:それじゃあ、行こっか。

真佑://///うん!


電車内


○○:土曜日だと、やっぱり人多いね。

真佑:そうだね。・・・きゃっ!

○○:おっと。大丈夫?

真佑:う/////うん。ごめん!すぐ退くね。

○○:しばらく、このままで良いかな?

真佑:ふぇ/////

○○:駄目、かな?

真佑:だ/////駄目じゃない、です。

○○:・・・可愛い。

真佑://///

 
 電車は、満員電車程では無いが、それなりに人が多かった。その中で、電車が揺れた時真佑ちゃんが倒れそうになり僕は咄嗟に支えた。そして、ハグしてる様な体勢になった。

 
アナウンス:次は~、△△駅~。△△駅に止まりま~す。

真佑:あ。つ/////着いたよ。

○○:うん。じゃあ降りよう。

真佑:う、うん。(心:もう少し、あのままが良かったなぁ/////)

○○:もう少し、あのままが良かったな。

真佑:ふぇっ/////

○○:あ、な/////何でも無い。は、早く行こ。

真佑:あ、うん・・・えへへ/////(心:○○君も思ってくれてたんだ。ふふっ。)


動物園


真佑:着いた。

○○:人は、ちょっと少なめかな。

真佑:うん。思ってよりいてるね。

○○:とりあえず、チケット買わないとね。

真佑:うん!


店員:いらっしゃいませ。

○○:高校生二人です。

店員:かしこまりました。1000円です。

○○:それじゃあ、ちょうどで。

店員:お預かり致します。こちら、チケットです。

○○:ありがとうございます。


○○:はい。チケット。

真佑:ありがとう。

○○:じゃあ行こっか。

真佑:うん。あ、○○君。

○○:?どうかした?

真佑:その~/////手。繋いでも、良いかな?

○○:ふふっ。勿論。はい。(動:手を差し出す。)

真佑:😀/////うん!(動:手を繋ぐ。)

○○:とりあえず、何から見る?

真佑:順番に見ようよ。

○○:OK。じゃあ、彼処だね。

真佑:うん!


○○:まずはライオンだな。


真佑:名前は、カザリだって。

○○:カザリ?ライオンでカザリ、オーズみたいだな。

真佑:?

○○:いやあ、やっぱかっけぇな!

真佑:そうだね。


○○:次は、トラみたいだね。

真佑:トラもカッコいいね。

○○:うん!

 
 それからも、色んな動物を見て回った。そしてお昼になり、僕達はご飯を食べる事に。

 
真佑:美味しそう!

○○:だね。

 
 僕はカレー、真佑ちゃんはパスタを頼んだ。

 
○○と真佑:頂きます。(動:パクッ)美味しい!

真佑:スッゴい美味しいね!

○○:うん!良い具合の辛さだよ。あ、そうだ!良かったら、シェアしようよ。

真佑:あ、うん!良いよ。

○○:じゃあ、はい。あ~ん。

真佑:ふぇっ/////(心:こ、此って、カップルが必ずと言って良いほどやる、食べさせ合い。)あ、あ~ん。

○○:ね?美味しいでしょ?

真佑:う、うん/////そうだね。(うぅ~!味なんて分かんないよぉ~!ていうか、これって間接キスなのでは!?はわわわっ!/////)うぅ~!/////

○○:(心:ふふっ。唸るほど美味しかったんだね。可愛いなぁ。)←分かってない。

真佑:じゃあ、わ/////私も。あ、あ~ん。

○○:あ~ん。うん!美味しいね!

真佑:だ、だよね。アハハハ😅(心:うぅ~~。/////やる側もドキドキするよぉ~!)

○○:?

 
 それから、ご飯を食べ終わった僕。この動物園には、ちょっとしたアトラクションが有るというので、其処に行ってみようと思い、真佑ちゃんに聞いてみた。

 
○○:この動物園、ちょっとしたアトラクションも有って、プチ遊園地らしいよ?

真佑:へぇ~。そうなんだ。

○○:行ってみる?

真佑:うん!


プチ遊園地


真佑:わぁ~~!凄い。

○○:数で言えば少ないけど、充分楽しめそうだね。

真佑:うん!

○○:なんか好きなもの有りそう?

真佑:えっとねぇ~。あ!メリーゴーランドが良い!

○○:じゃあ行こっか。

真佑:うん!


○○:思ってた以上に豪華だね。

真佑:ね。もう少し、小さいものだと思ってた。

○○:うん。じゃあ、乗ろっか。

真佑:うん。


真佑:楽しかった。

○○:うん・・・

真佑:?どうかした?

○○:あ、うん。懐かしいなって思って。こういう、遊園地の空気。

真佑:そうなの?

○○:うん。最後に行ったのは、まだ両親が生きてた時だから。遊園地に行ってから一週間もしないうちに、二人は事故で・・・

真佑:そっか・・・

○○:・・・あ、ごめん。暗い話しちゃったね。

真佑:・・・また作ろうよ。新しい思い出を。

○○:真佑ちゃん・・・そうだね。よーし。こうなったら、此処のアトラクションを制覇してやるぜ!

真佑:おお~!・・・制覇!?それって!?

○○:うん!コーヒーカップとか、"お化け屋敷"とか!その他諸々!

真佑:う、うん💦そ、そうだね!(心:どうしよう!?お化け屋敷とか苦手なのに~~!で、でも。○○君の新しい思い出を作るって言っちゃったし・・・うぅ~!こうなったら、当たって砕けろ!)よ、よし!行こう!

○○:おお!

 
○○:まずは、何にする?

真佑:じゃあ、コーヒーカップ。

○○:OK!それじゃあ、let's go!

真佑:楽しみだなぁ。


○○:コーヒーカップかぁ。姉ちゃんと父さんと乗ったなぁ。俺が思いっきり回しすぎて、二人とも酔ってた。

真佑:ふふっ。そうなんだ。美月さんも酔ってたの?

○○:うーん。覚えてないなぁ。少なくとも父さんは酔ってたよ。

真佑:ふふっ。そっか。

○○:あ。あれだね。

真佑:おお!

真佑:こっちも思ってた以上に豪華だね。

○○:そうだね。じゃあ乗ろう!

真佑:うん!


○○:めっちゃ回ったね。

真佑:もう!回しすぎ。目が回っちゃった。

○○:ごめんね。

真佑:まあ、楽しかったから良いけど。

 
 それから僕達は、色んなアトラクションに乗った。そして、残りのアトラクションは二つになった。その二つの中で、先に向かったのは・・・"お化け屋敷"だ。




To be continued……

 


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