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姉と同級生は恋敵 最終回


 どうも。山下美月というブラコンの姉が居る山下○○です。「姉と同級生は恋敵」いよいよ最終回です。今回は、前回から一年後の物語。最後までお楽しみに。それでは、本編どうぞ!


響:はぁ。緊張するな。

○○:らしくねぇな。響。

響:うるさいなぁ。

真佑:あっという間だったね。高校生活。

奈於:ホントだね。

○○:まあでも、大学も一緒だけどね。俺達。

真佑:うん。そうだね。

響:なあ○○。

○○:?何だよ。

響:今日、家族って来る?

○○:家族って言っても、姉ちゃんだけどな。

真佑:なんか、大変な事になりそう。

奈於:うん。確かに。

響:画が浮かぶなぁ。中学の卒業式もそうだったよな。

○○:ああ。まあな。

まゆなお:アハハ😅

先生:そろそろ移動するよ。

生徒:はーい。

響:ヤバい。めっちゃ緊張する。

○○:いつも通りにしろよ。(動:響の背中を叩く。)

響:痛っ!


体育館


美月:はぁ。まだかな。

史緒里:もうそろそろじゃない?在校生も来たし。

美月:ホントだ。○○も遂に大学生かぁ。

巧:早いなぁ。俺らも来年は就活生だしな。

美月:はぁ。○○もあっという間に大人に。はぁ。

史緒里:何暗くなってんのよ。いつかは皆そうなるんだから。それに、今日は卒業式なんだから、皆の門出を祝わないと。

美月:分かってるよ。

先生:皆様。本日はお越し頂き、誠にありがとうございます。これより、第10回。乃木坂大学附属高校卒業式を開始致します。まずは、卒業生。入場!


 その後、式は順調に進み、無事に終了した。


先生:卒業生、退場!


 式が終わり、家族と合流する生徒も居れば別れを惜しむ生徒も居る。在校生にお別れを告げる生徒も居たりと、様々だった。そして、俺達は・・・


美月:○○~~!ギュ~~~~!

○○:だ~か~ら~!いきなり抱きつくなって!

美月:良いじゃ~~ん!

○○:ったく。

3人:アハハ😅

史緒里:はいはい。とりあえず離れようね。

美月:ちぇっ。

史緒里:卒業おめでとう。○○君。

○○:ありがとうございます。史緒里さん。

史緒里:大学でも頑張ってね。

○○:はい!

真佑母:真佑!

真佑:あ、お母さん!お父さん!お兄ちゃんも。

真佑父:ついに真佑も大学生か。早いなぁ。パパは、とっても嬉しいぞぉ~~~~😭

巧:まったく。二人揃って親バカだなぁ。真佑、奈於ちゃん。卒業おめでとう。○○と響もな。

奈於:ありがとうございます。

真佑:大丈夫?お兄ちゃん泣いてない?

巧:泣きはしないさ。でも、ホントにおめでとう。皆。

4人:うん。(はい。)

美月:○○!卒業おめでとう。

○○:どうも。

美月:ふふっ。良い?どんなに大きくなっても、○○は私の弟なんだから。いつでも私を頼ってね。私は、ずっと○○の味方だから。

○○:姉ちゃん・・・うん。ありがとう。

美月:ふふっ。それじゃあ、チューしよっか?

○○:しねぇよ!

美月:えぇ~!其処は、うん!って言って、ブチューッ!ってする所でしょ?

○○:絶対違うわ!

美月:ぶぅ~~!

史緒里:はいはい。離れようね。

美月:ちぇっ。

○○:さっきも同じ様な事有ったな。

真佑父:・・・○○君。

○○:あ、はい。

真佑父:真佑を・・・私達の娘を、頼んだよ。

真佑母:お願いね?

○○:はい!必ず、守ってみせます!そして、幸せにします!

真佑://///○○君・・・

巧:良かったな。

真佑://///うん!

響:案外○○と田村、直ぐに結婚しそうだな。

奈於:一番に結婚するかもね。

響:ああ。

巧:奈於ちゃん。

奈於:あ、巧さん。

巧:少し、良いかな?

奈於:はい。なんですか?

巧:俺、実家を出るんだ。

奈於:そうなんですか?

巧:うん。今年は俺も就活生だし、自立しないとだからさ。

奈於:成る程。

巧:それで、良かったら一緒に暮らさない?

奈於:え!?そ、それって、同棲ってことですか?

巧:うん。そういうこと。

奈於:・・・でも、お父さんやお母さんが何て言うか。

巧:それは分かってる。勿論、許可は貰う。でも、一応奈於ちゃんの気持ちも聞かないとだからさ。それで、どうかな?

奈於:私は・・・

?:良いんじゃないか?

?:そうね。巧君なら心配無いし。

奈於:お父さん、お母さん。良いの?

奈於父:当たり前だろ?娘の幸せを願うのが、親ってものさ。

奈於母:それに、巧君なら安心して任せられるわ。巧君は、絶対に貴方を悲しませないって信じてるから。ね、巧君?

巧:はい!必ず幸せにします!

奈於父:後は、奈於次第だ。

奈於母:自分のやりたい事をやりなさい。

奈於:お父さん、お母さん・・・うん。私も、巧さんと一緒に暮らしたいです!

巧:😀ヨッシャ~~!

奈於両親:ふふっ。

奈於父:巧君。改めて、娘を宜しくな。

奈於母:いつでも、頼ってね。

巧:はい!宜しく、奈於ちゃん。

奈於:はい!・・・"巧君"/////

巧:え!?い、今、巧君って言った?

奈於:あ、はい/////嫌、ですか?

巧:全然嫌じゃないよ。ただびっくりしただけ。これからも、巧君って呼んでくれる?

奈於:は、はい!

巧:出来れば、タメ口が良いな。

奈於:じゃ、じゃあ/////宜しくね?巧君。

巧:うん。

奈於:えへへ/////

響:案外あの二人の方が先かもな。あ~あ。俺も彼女欲しいなぁ。よし、決めた!絶対に大学で彼女作ってやる。

史緒里:頑張ってね。響君。

響:あ、はい!

美月:いっそのこと、史緒里と付き合えば?

史緒里と響:え!?

美月:ハモった。

響:俺は、良いですけど・・・

史緒里:え、良いの?

響:はい。ぶっちゃけ、史緒里さんの事、気になってたんで。

史緒里:あ、そうなんだ・・・

響:久保史緒里さん!俺と、付き合って下さい!

全員:・・・

史緒里:響君。

響:はい・・・

史緒里:ごめんなさい。

響:グアッ😨

全員:あはは😅

○○:響。

響:○○~~!

○○:頑張れ。

響:薄情者~~!

○○:メソメソするな!何が有っても諦めない。それが、お前の良いところだ!もっと自信を持って行け!

響:○○・・・

○○:なんだかんだ、お前は俺の親友だからな。お前の事、応援してる。だから頑張れ。

響:○○・・・俺は嬉しいぞぉ~~~~😂

○○:だぁ~~!もう!抱きつくな!

響:照れんなよ。親友!

○○:う、うっせぇ。親友言うな!

響:照れてる?

○○:照れてねぇ。

響:照れてるじゃん。

○○:照れてる訳ねぇだろ。

響:いや、絶対照れてる。

○○:照れてない。

全員:ふふっ。


 それから俺達は、それぞれ解散した。そして、卒業式から二週間後。俺達は、たっ君と奈於ちゃんの引っ越しの手伝いに来ていた。


○○:たっ君!これは?

巧:それは、其処の角。

○○:ほーい。

響:これは?

巧:それは、テレビの横に置いといてくれ。

響:了解。

真佑:奈於、これって寝室で良いの?

奈於:あ、うん。お願い。

真佑:はーい。


巧:二人ともありがとな。後は、俺達でやるから。

○○:分かった。

響:今度、奢りね。

巧:え?嫌だよ。

響:酷い!

○○:酷くねぇよ。

奈於:真佑もありがとね。

真佑:どういたしまして。お兄ちゃん!

巧:ん?なんだ?

真佑:奈於の事、ちゃんと守ってね。

巧:分かってるよ。

真佑:奈於も。お兄ちゃんに何かされたらいつでも言ってね。私が懲らしめるから。

奈於:うん!ありがとう。真佑!

二人:ふふっ。

○○:ちょっと妬けちゃうなぁ。

巧:同感だな。

響:くっ!リア充め。


○○:じゃあ、俺達は帰るね。

巧:おう。ありがとな。

響:今度、おごりでお願いします。

巧:分かったよ。今度な。

響:ヨッシャーーッ!

○○:うるさい!近所迷惑だ。

響:じゃあ、俺は行くところ有るから。またな!

○○:賑やかな奴だなぁ。

巧:ははっ。

奈於:じゃあ、真佑またね。

真佑:うん。またね。

○○:じゃあね。

巧:おう。


○○:真佑ちゃん。

真佑:なーに?

○○:昼ご飯、一緒に食べない?

真佑:あ、うん!

○○:ファミレスとかかな?

真佑:そうだね。


 それから更に1ヶ月。俺達の大学の入学式が行われ、晴れて俺達は大学生になった。高校の時と同様、大学生活もあっという間だった。俺と真佑ちゃんは、二年生になった時に同棲を始めた。響は、大学で出会った女の子と付き合うことになり「俺達以上にラブラブな関係になるんだ」と息巻いている。そしてたっ君は、奈於ちゃんが四年生になった時にプロポーズしたらしい。式は奈於ちゃんの大学卒業と同時に挙げるそうだ。勿論、俺達は招待されている。そして、姉ちゃんと史緒里さんは同じ会社に就職。ちなみに、史緒里さんは会社の同期と付き合い始め、今は同棲しているそうだ。そして、姉ちゃんは・・・


美月:○○~~!

○○:ほい。

美月:わっ!😡もう!抱きつかせてよ!

○○:嫌だ。てか、何か有ったの?

美月:仕事でミスしたから、お姉ちゃん落ち込んでるの。だから~、慰めて?🥺

○○:うっ。(心:姉ちゃんって、異常に可愛いんだよなぁ。真佑ちゃんの方が可愛いけど。)慰めてって言われても、どうするんだよ。

美月:頭ナデナデして~、ギュッとして~、チュッとする!

○○:しないです。

美月:ぶぅ~~!

○○:はぁ~。じゃあ、とりあえず上がってよ。外でするのは、色々と・・・

美月:そ、それって・・・

○○:?

美月:セッ・・・ペチッ✋はうっ!痛ぁ~い。

○○:する訳ねぇだろ。

美月:ぶぅ~~。


○○:其処座ってて。

美月:はーい。今日、真佑ちゃんは?

○○:バイト。

美月:そうなんだ。(心:て事は~、今は二人っきり。きゃっ❤️)

○○:はい。お茶。

美月:ありがと~~。ゴクッ。ぷはぁ。美味しい!

○○:市販のお茶だけど。で、慰めて欲しいんだろ?

美月:あ、うん!良いの?

○○:しないと五月蝿いし。

美月:やった!

○○:じゃあ、ナデナデ👋

美月:えへへ/////○○の手、大きいね。

○○:まあ、男だからな。

美月:んふふ。次、ギュッとして?🥺

○○:・・・ギュッ

美月:えへへ/////すっぽり収まったぁ~~。

○○:・・・(心:可愛い。)

美月:んふふ🥰○○~~、好き~~❤️

○○:はいはい。俺も好きですよ~~。

美月:えへへ/////(心:好き。きゃっ❤️なんか、棒読みだった気がするけど・・・まあ、いっか!)次、チュッてして?

○○:しない。

美月:○○~~、お願い🥺

○○:うっ。(心:この顔されると、流されちまう。でも、キスは流石に駄目だよな。てか、ナデナデとかギュッも駄目だよな。コレって完全に浮気じゃねぇか!)

美月:○○~、駄目?🥺

○○:うっ・・・(心:仕方ない。真佑ちゃんには、ちゃんと謝ろう。真佑ちゃん!ごめんなさい!)・・・チュッ

美月:えぇ~~!ムゥ~。なんでほっぺたなの?

○○:しょうが無いだろ。

美月:ぶぅ~~!

?:二人とも。何してるの?

二人:ビクッ!?ま、真佑ちゃん!?

真佑:ムゥ~~~~!○○君!

○○:ごめんなさい!その、姉ちゃんに無理矢理・・・

美月:でも、○○もノリノリで・・・

真佑:み~づ~き~さ~ん💢

美月:ムゥ~。良いじゃん!私はお姉ちゃんだもん!

真佑:なっ!?わ、私は・・・/////○、○○君の彼女だもん!

二人:ムゥ~~~~!

○○:・・・あ、あの。ふ、二人とも。け、喧嘩は、駄目、だよ?

真佑:○○君!

○○:は、はい!

真佑://///わ、私にも。な、ナデナデして?

○○:・・・(心:え、めっちゃ可愛い。何この生き物。)ナデナデ👋

真佑://///えへへ

○○:・・・(心:くぅ~~!可愛すぎませんか。俺の彼女。もう・・・)チュッ

真佑:ふぇ/////(心:はわわわわっ!)

○○:ギュッ

真佑://///プシュー

美月:ムゥ~~!真佑ちゃん狡い!私もギュッてする!

○○:え?(心:どういう状況だ?)

 
 左に真佑ちゃん、右に姉ちゃんが抱きついている。

 
○○:・・・(心:なんか、幸せだ~😌)

真佑:美月さん!○○君に抱き付かないで下さい!

美月:真佑ちゃんこそ!私の○○に抱き付かないで!

真佑:わ、私の○○君です!

美月:私の○○だもん!

二人:むぅ~~!

○○:(心:天国だ~。)


 大学卒業から一ヶ月後。今日は、奈於ちゃんとたっ君の結婚式。


○○:まさか、卒業と同時に結婚するとはなぁ。

真佑:そうだね。

美月:私も結婚したいな。○○と。

○○:する訳ねぇだろ。俺が結婚するのは真佑ちゃんだけだよ。

真佑:ふぇっ/////

○○:?どうかした?

真佑:い、いえ。何でも/////無いです。

○○:?

美月:・・・

響:相変わらずだな。

真佑:・・・うぅ~😳(心:もう~。ホントに狡い。)

史緒里:皆。式までもうちょっと有るし、奈於ちゃん達の所に行ってみよう。

四人:はーい。


🚪コンコン


奈於:はーい。

真佑:ヤッホー!

奈於:真佑!○○君と立花君も。

○○:準備出来てる?

奈於:もうバッチリだよ。

響:おお!似合ってんじゃん。俺の彼女程じゃないけどな。

○○:黙れ。

響:なんでだよ。

真佑:相変わらずだね。

奈於:うん。でも、逆に落ち着くかも。

真佑:確かにね。奈於。

奈於:?

真佑:幸せになってね。

奈於:うん!

二人:ふふっ。

○○:(奈於ちゃん、綺麗だな。俺もいつかは、真佑ちゃんと・・・綺麗なんだろうな。真佑ちゃんのウエディングドレス。)


巧:美月、史緒里!今日はありがとな。来てくれて。

美月:ふふっ。当たり前でしょ。

史緒里:似合ってんじゃん。タキシード。

巧:まあな。

美月:奈於ちゃんの所には行かないの?

巧:行こうかなとは思ってるんだけどさ。なんか、緊張しちゃって。

史緒里:今は、○○君たちが行ってるけど。

巧:だろうな。にしても、○○と真佑はいつ結婚するかな?

史緒里:まだ、先なんじゃない?二人とも、まだ社会人一年目だし。

美月:そうそう。まだ早い!○○はまだ私とイチャイチャ・・・

巧と史緒里:止めなさい✋ペチ

美月:😣はうっ。痛ぁ~い😖

スタッフ:田村さん!そろそろお時間です。

巧:はーい。

史緒里:じゃあ、先に行くね。

巧:ああ。

美月:じゃあね。


響:いや~!早く結婚したいなぁ。

○○:うるせえ。ほら。そろそろ行くぞ。

真佑:え、もう?

○○:だって、そろそろ・・・

スタッフ:弓木さん。お時間です。

○○:ほら。

真佑と響:ホントだ。

奈於:はい!

真佑:じゃあ、先行くね。

奈於:うん!


 その後、式は順調に進み、披露宴も無事に終わった。たっ君も奈於ちゃんも幸せそうだった。結婚式は、する側もそうだけど、招待される側も幸せにしてくれる。最高のイベントだ。



 式が終わって、俺達は、手を繋ぎながら歩いていた。


真佑:綺麗だったなぁ。奈於のウエディングドレス姿。

○○:そうだね・・・

真佑:・・・いつか、私も着るのかなぁ。

○○:・・・いつか必ず、着させてみせる。だから、待っててほしい。

真佑:○○君・・・うん!

 
 この二年後。ホントにウエディングドレスを着させてあげられるのだが、それはまた、別の話。




END



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