見出し画像

Ep.1 仕事の時と家の時


 どうも。山下○○です。僕は、実の姉に恋をしています。そして今、その実の姉と恋愛関係にあります。僕と姉ちゃんがこういう関係になったのは、遡ること八年前。当時、姉ちゃんには、武田春輝という恋人が居た。でも武田春輝は、姉ちゃんの他に、複数の女とも恋愛関係にあった。それすなわち、彼奴は姉ちゃんを裏切っていた。その事を知った俺は、姉ちゃんを抱き締め、自分の思いを伝えた。そして、体を重ねた。武田の痕跡を消すように。それから僕達は、二人で一緒に生きていく事を決め、僕は会社を創った。僕が社長で、姉ちゃんが社長秘書。今は、同じ家で、カップルとして暮らしている。



○○:今日の予定は?

美月:今日は通常業務です。

○○:じゃあ、休んで良い?

美月:駄目です!

○○:ですよね。

美月:当然です。

○○:姉ちゃん。

美月:山下です。

○○:・・・山下さん。

美月:なんでしょう?

○○:呼び方を・・・

美月:山下さん、ですよ。

○○:もう良いです。はぁ。あ、康太君!

康太:社長。おはようございます。

○○:もう、康太君まで。いつもの通りに呼んでよ~!

康太:いえ。社長は社長なので。

○○:ぶぅ~~😡

美月:はぁ。

康太:相変わらずですね。社長は。

美月:はい。ホントに、もう少し社長という自覚を持っていただきたい。

康太:あはは😅

社員:社長!おはようございます!

○○:おはよう。今日も一日頑張ろうね。

社員:はい!

康太:やる時は、ちゃんとやるんですけどね。

美月:そうですね。でも・・・

○○:姉ちゃん。早く部屋に行こ?

美月:でも、社員が居ないと直ぐにこうなります。

康太:あはは😅(やっぱりまだまだ、子供だな。ま、俺も一年しか変わんないけど。)まあある面では、切り替え上手とも言えます。

美月:捉え方次第です。社長。行きましょう。

○○:はーい。康太君、またね。

康太:はい。


社長室


○○:うーん!相変わらずいい眺めだなぁ。此処の景色。

美月:そうですね。

○○:無限に広がる青い空!白くて、多種多様な形を持つ雲。そして、富士山!我ながら完璧な立地だ。

美月:社長、仕事を。

○○:分かってるよ。ねえねえ。何時ものやっていい?

美月:何時もの?(いつも、なんかしてたっけ?うーん。)あ/////だ、駄目です!

○○:ぶぅ~~😡じゃあ、無理矢理にでもする!

美月:仕事をして下さい!

○○:良いじゃん。

美月:良くない!

○○:ちょっとだけで良いから。ね?

 
🚪コンコン


?:社長。少し宜しいでしょうか?

○○:どうぞ。

?:失礼します。

○○:鈴木専務。どうしました?

専務:はい。例の件、是非やらせて欲しいとの事です。

○○:ホントですか。それは良かった。ありがとうございます。

専務:いえ。それで、改めて話し合いたいとの事でしたので、日程を決めたいと。

○○:分かりました。こっちで確認して直接連絡します。

専務:それでは、後は宜しくお願いします。

○○:はい。

専務:失礼します。


○○:山下さん。近日のスケジュールは?

美月:はい。えーっと、金曜日の昼からなら、空いてます。

○○:分かった。じゃあ、その日でお願いします。

美月:分かりました。連絡しておきます。


美月:はい。そうです。はい、かしこまりました。では、その日程で。はい。失礼致します。

○○:どう?

美月:OKです。金曜日の午後二時に、此方に伺うそうです。

○○:了解。

美月:上手く行くと良いですね。

○○:うん。やれることをやるだけだよ。

美月:(やっぱり、仕事中はまた別でカッコいいんだよなぁ。)🥰

○○:姉ちゃん?

美月:え、あ、何?

○○:今、見とれてた?

美月:べ、別に/////

○○:ふふっ。

康太:相変わらずイチャイチャしてますね。

美月:あ、康太君。居たの?

○○:康太君。どうかしたの?

康太:嫌、何となく。

美月:何となくで来たんですか?二人とも、ちゃんと仕事をして下さい!

○○と康太:はーい。


金曜日


町田社長:本日は宜しくお願い致します。

○○:宜しくお願いします。

美月:では早速、例の件を。

○○:うん。改めて、内容を・・・

町田社長:その件、協力させていただきます。

○○:何も言ってませんけど。

町田社長:最初から、協力するつもりでしたから。

○○:そうだったんですか。ありがとうございます。では、宜しくお願いします。

町田社長:はい。では、失礼します。

美月:受付までお送りします。

町田社長:ああ、いや。大丈夫ですよ。それでは。

○○と美月:ありがとうございました。


○○:なんか、あっさり終わったね。

美月:そうですね。

○○:よし。この後の予定は?

美月:何も無いから、今日この予定を入れたんです。

○○:あ、そっか。じゃあ、帰る?

美月:駄目です。

○○:冗談だよ。さ、頑張るぞ!




終業時間


○○:そろそろ帰ろ?

美月:仕事は済んだんですか?

○○:一段落したよ。

美月:なら大丈夫です。

○○:ふふっ。姉~ちゃん!

美月:わっ!ちょ、いきなり抱きつかないで。

○○:ふふっ。手繋いで帰ろ?

美月:会社なので駄目です。

○○:会社じゃなかったら良いんだ?

美月:だから!

○○:早く行こう!

美月:あ。もう。

○○:買い物してから帰る?

美月:うん。


美月:夜は何食べる?

○○:うーん。ピザトースト!

美月:駄目です。

○○:冗談だよ。うーん、焼きそば!

美月:え?焼きそばは、キツいかな。

○○:えぇー!じゃあ、明クリパ!

美月:好きだね。明クリパ。

○○:うん。姉ちゃんの料理は全部好き!後、姉ちゃんも好き!

美月:い、言わなくて良い/////

○○:いひひ😁


自宅


○○:ただいま。

美月:誰も居ないけど。

○○:気分の問題。

美月:そっか。

○○:ねえ。ああいうのは無いの?

美月:?ああいうの?

○○:ほら。奥さんが旦那さんにするやつ。

美月:?・・・まさか。

○○:んふふ。

美月:やらない。

○○:えぇー!いつもやってるじゃん。

美月:やってない。

○○:じゃあ今日からやろ?

美月:なんでやりたいの?

○○:良いじゃん。駄目?

美月:・・・ご、ご飯にする?お、お風呂にする?それとも😳わ、私にする?

○○:・・・

美月:な、なんか言ってよ!

○○:ごめん。思った以上に、ヤバいね。

美月:な、何が?

○○:いや。可愛すぎる。

美月://///

○○:さ、先にご飯だね。

美月:そ、そうね。直ぐ作るから待ってて。

○○:う、うん。

 
キッチン


○○:姉ちゃん。

美月:わっ!もう、いきなり抱きつくの止めて。

○○:良いじゃん。それより、明クリパは?

美月:もうちょっとで出来るよ。

○○:やった!明クリパ!明クリパ!明太クリームパ~スタ!りゃ・く・し・て、明クリパ!

美月:何その歌。

○○:即興ソング、明クリパだよ。

美月:ふぅーん。(相当嬉しいんだね~。ふふっ。可愛い。)

○○:出来た?

美月:もうちょっと待ってて。

○○:はーい。


美月:はい。出来たよ。


○○:わぁ!頂きます!うん!美味い!

美月:ふふっ。良かった。頂きます。うん。美味しい。

○○:んー!毎日明クリパが良いな。

美月:それは無理。

○○:分かってる。んー!おかわり!

美月:自分でとって下さい。

○○:はーい。

美月:ふふっ。

 
三十分後

 
二人:ごちそうさまでした。

○○:ふぅー。美味しかった。

美月:片付けるから、お風呂入ってきてね。

○○:一緒に入ろ?

美月:でも、片付けがあるから。

○○:じゃあ二人でやろう。

美月:分かった。


 その後、二人は一緒にお風呂に入り、そして。ベッドの上で夜の運動をしたのだった。





To be continued……







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?