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「若いんだから」は通用しない

スーツを着るのが恥ずかしい。
いかにも、私今からやってやりますよ!はりきってますよ!感が否めない。

誰も見てるはずがないのに。そんなことを思いながら改札を通った就活生らしき女の子を横目に、自意識が過剰になっている自分を抱きしめて歩く。

しょうがなくスーツを着る日があっても、予定が終わるとすぐに着替えて楽になりたいし、スーツの着心地が悪くて体が固まっているのか、緊張して固まっているのか分からなくなる。

男性のスーツはかっこよく見えるのに、女性のスーツはなんであんなにダサいんだろう。あれを基本マナーと決めた人のセンス悪すぎだろ。(リクルートスーツに限る話)

夏が近づいて暑いからスカートを履きたいのだけど、スカートを履くにはストッキングという、履いてるのか履いてないのか分からないような皮膚の薄皮を装着しなければならない。

すぐ破れるくせに値段はまあまあする。昼ごはんもケチって毎日うどんを湯掻いているような大学生には痛すぎる出費だ。

入社後何年か経たないと着れないようなホワイトやベージュのセットアップ。一人前の社会人しか着ることが許されないようなあのオシャレなオフィスカジュアルが着れる日が来るのだろうか。(逆に来て欲しくない)

就活ネタを書くのも嫌で、就活という言葉さえも見たくないが、大学四年生になって、キャリアプランを聞かれることがよくある。

自分が今後仕事を通して、どのようにキャリアを積み重ねていきたいかなんて、まず始まってもいないから分かるわけがない。

産まれたばかりの赤子に「進学する高校は決まったかな?」と聞いているようなものだ。

面接官の小さい頃の夢は何だったのかと聞きたくなる。その時の夢を実現できなかったということは、キャリアプランは破綻していることですよね?!(圧)

目標を持つことはいいことだけど、目標っていつの間にかプレッシャーになっている事が多い。

「○○kg痩せるぞ!」「毎日6時間勉強やるぞ!」と決めていても、日に日に自分で決めたことなのに、自分以外の誰かが追い詰めてきているように感じる。

だから、プランと言っても、理想はこうでありたいなぐらいで良くて、たとえ目標と現実が逸れていようとも、それもまた人生なんだと受け入れればいいんじゃないかな。

そういう話をしているんじゃないんですよ、と人事のお偉いさんに言われそうだが、あんまり自分で自分を追い込みすぎず、その都度やれる時にやればいい。

若いうちはたくさん働き、色んな体験をして自分に投資しよう!と言うけど、若い時しかできないことがあるのかもしれないけど、若くても若くなくても、自分の意思で今しかできないものを追い続けていたい。

嫌なことを無理して耐える必要も無いし、年下だから女だからと舐めた態度を取られたら、思いっきり言い返してもいいのだ。

スーツでしか面接行けない雰囲気、どうにかしてくれません?Tシャツ短パンにサンダルにしましょ。じゃないと本当の姿なんて見れませんよ。

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