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【本要約】『ユダヤ人大富豪の教え』

 今回は本田健著『ユダヤ人大富豪の教え』を紹介します。

 この本はユダヤ人大富豪のゲラー氏が、「幸せな金持ちになる秘訣」を教えてくれる本になっています。 

 今回の記事を読んで頂ければ以下のことがわかります。

・どうすればお金を稼ぐことができるのか
・幸せな金持ちなるために知っておくべき「お金の五原則」
・幸せな金持ちになるために最も大切なこと

 それでは早速見ていきましょう!


■報酬額の決まり方

 世の中には年収500万円の人もいれば、5億円の人もいます。この二人の違いは一体何なのでしょうか?

 才能の違いでしょうか?しかし、才能があっても成功しない人も多くいます。では努力の差でしょうか?これも違うでしょう。なぜなら多くの人は精いっぱい努力しているからです。

 では何が違うのか。そもそも報酬額とはどのように決まるのでしょうか。ユダヤ人大富豪のゲラー氏いわく、報酬額はサービスの量と質で決まります。つまり

 あなたが提供したサービスの量と質=あなたが受け取る報酬額

ということになります。何をやったとしてもこの法則が当てはまります。あなたが与えたサービスの量と質が、そのままあなたの報酬に等しくなるのです。

 道路掃除をする人は、それに見合うお金をもらいます。スターは多くの人を喜ばせているので、巨額の報酬を得ます。外科医は、その技術によって、高い報酬を得ます。このようにあなたが将来提供するサービスがそのまま報酬になってくるのです。

 このことから、お金儲けのことばかり考えている人よりも、仕事が大好きでしょうがない人の方が成功するということがわかります。なぜなら仕事が大好きな人は相手の喜ぶことを考えるからです。

 例えば花が大好きな花屋と、お金儲けしか考えていない花屋を比べてみましょう。花屋で儲けようと考えている人は、原価などの経費のことばかり考えます。

 一方、花が大好きな店主は、自分の大好きな花で、お客さんをどのように喜ばせようか考えるでしょう。きれいにラッピングしようなどのサービスが無限に思いつきます。

 この二つの花屋で繁盛するのは一体どちらでしょうか?もちろん花が大好きな店主の花屋ですよね。このように成功する人は大好きな仕事を通じて多くの人を喜ばせ成功しているのです。

 成功したければ、好きなことを仕事にして自分らしい人生を送ると決めることが大切です。


■金持ちになるための五原則

 「お金には原則がある。この大きな原則抜きにして、金持ちになるのは非常に難しい。」こうゲラー氏は言います。

 ではいったいこの原則とはどのようなものなのでしょうか。それは以下の通りです。

①たくさん稼ぐ
②賢く使う
③がっちり守る
④投資する
⑤分かち合う

①たくさん稼ぐ
 金持ちになるためには、最初に稼がなくてはなりません。この「稼ぐこと」ができなければ、あとの四つの知識がどれだけ増えても意味を成しません。

 とはいえ、巨額の収入を得なければならないということではありません。次の「賢く使う」をマスターすれば、この稼ぐというのはさほど重要ではありません。

②賢く使う
 たくさん稼ぐと気が大きくなって、使いすぎてしまうということはよくあります。そのためこの「賢く使う」をマスターしなければ、金持ちになることはできません。

 ある程度の収入ができるまでは、支出は収入の1/3にすべきです。収入が増えても、支出をそのままにしてなければ、次のステップへはいけません。

 また、金持ちは「必要なもの」と「欲しいもの」の違いを良く知っています。「必要なもの」は、生活をしていく上で必要不可欠なもの。「欲しいもの」は、なくても生きていけるものです。

 一見簡単なようですが、多くの人は、欲しいものが必要なものと勘違いしてしまっているのです。

 この違いをよくわかっていない貧乏人の口癖は「ふだん頑張っているご褒美に買っちゃおう!!」です。一方、この違いをよくわかっている金持ちの口癖は「今の私には必要ないな。またにしておこう」です。

 この少しの違いでお金持ちになれるかどうかが決まるのです。

③がっちり守る
 たくさん稼いで、うまく使うことができれば、強制的に積み立て貯金を始めることができます。とはいえここで安心してはいけません。なぜならこの残ったお金を狙ってくる人がいるからです。

 一番は税務署、二番は奥さん、三番は友人、四番目は詐欺師です。誰しもがもっともらしい理由で、あなたが苦労の末に手元に残したものをかすめ取っていこうとします。

 ですのでこの「がっちり守る」は意識しておかなければいけないのです。石油王のポール・ゲティーが金持ちになる秘訣を聞かれて、「お金を失うな」と答えたそうです。ほかに秘訣はありませんかと聞かれて、「お金を失うな」とまた同じことを言ったそうです。

④投資する
 投資家の道を経ずして、金持ちになるのは難しいでしょう。金持ちを目指すには、ビジネスを所有して、種になるキャッシュと信用を作る。そしてそれをうまく運用することが大切です。

 これをマスターすることができれば、あなたは五年で金持ちになることができるでしょう。

⑤分かち合う
 昔から、アメリカの富豪は、その富を社会に還元することを大切に考えてきました。社会に才能を分かち合うことで得たお金を、社会に還元していく。こうすることで初めてサイクルが完結するのです。

 こういう話を聞くと「お金持ちになったら、寄付をしよう」と思うかもしれませんが、このような考えたは避けたほうがいいです。なぜならこの考え方の裏には、いまは自分にその余裕がない、つまり自分には富を生み出す力がないと宣言していることになるからです。

 ですので「お金持ちになったら、寄付をしよう」と考えるのではなく、次のように考えるようにしましょう。

「人と分かち合うことで私はますます豊かになる。自分にも無限の富を生み出す力がある」


■幸せな金持ちになるために最も大切なこと

「幸せな金持ちになるのに、最も大切なのは、豊かさ意識を持つことだ」とゲラー氏は言います。

 ゲラー氏は多くの金持ちを観察して気づいたことがあったそうです。それは「金持ちは、人生は豊かになるようにできていると信じている」ということです。

 金持ちは、社会的な経済の状況がどうであれ、自分は豊かになれることを確信しているのです。そのような豊かさ意識を持っているので、それに引き寄せられるようにお金が集まるのです。

 金持ちは皆このことを信じています。一方貧乏人は、そんなものがあるはずがないと思っています。なので、金持ちは、豊かさ意識を維持するための努力を惜しみません。

 ではこの「豊かさ意識」はどうすれば高めることができるのでしょうか。それは、お金に縁のないときから、金持ちの気分で生活することです。

 これは、金持ちの気分で無駄遣いしろ、ということではありません。逆に、金持ちの気分で生活していると、あまりムダなものを買おうとしなくなるものです。金持ちになった自身をイメージして、そのようになったと振舞いましょう。


■まとめ

 いかがだったでしょうか。より詳しく知りたいという方は、ぜひ以下のリンクからご購入ください。 


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