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『グレーで ブルーで レッドな 日にも。』倉敷美観地区 カフェギャラリー 青い鳥にて。

『グレーで ブルーで レッドな 日にも。』
これは、先日伺った個展のタイトルでもあり、
こちらの絵のタイトルでもあります。

シックな色合いのコーディネートに、靴下だけ、真っ赤。
うつむき加減に、でも嬉しそうに、靴を履く姿。
背景のにじみ具合、色合い。

なんか、いいなぁ。

まるで雲の中にいるみたい。

顔のあたりの、優しい黄色がかったところも、いいなぁ。
ふんわり淡く、光が踊っているようでもあり、
こぼれ出たメロディが、立ちのぼっていくようにも、みえる。

絵に添えられたエピソードは、
『タイトルに出てくる色の服たちを着てみました。
グレー、ブルー、レッドにはそれぞれ
「あいまい・悲しみ、怒りっぽい自分」という
自分のネガティブな部分を重ねています。
でも、服は私の意味付けと関係なく、かわいい!
グレー・ブルー・レッドな服を良いと思えるなら、
自分の中の嫌いな側面も、いつかは認める
ことができるような気がしてきます。

私にとって服は、自分と向き合うきっかけにも
なっているようです。
2024/5/31』

今回の個展は、お二人の作家さんの同時開催。
場所は、倉敷の美観地区内にある“カフェギャラリー 青い鳥”さん。

控えめな看板の奥に見える階段を登ります。

今回、KAZUHAさんのスペースは上の写真で言うと、右上に見える窓のあたり。

内側から見るとこんな感じ。

このカフェギャラリーは、細長く、中ほどにあるお店の方のいるカウンターで区切られている為、2つの展示は、それぞれ独立した空間となっています。

KAZUHAさんのスペースから、カウンターを横目に通り過ぎ、川﨑正博さんの木工展へと移動すると、また、がらりと空気感が変わって、新鮮です。

色とりどりの木工作品。
てっきり色付けしてるもの、と思っていたのですが、色付けはしておらず、全て自然の木の色を組み合わせているだけ。
木は「青」以外は、どんな色だってある、とのこと。
「青」以外があることに驚き、
「青」がないことにも驚く。

端切れで作るパッチワークの様に、
木の端材があれば作れてしまうそうです。

7ミリの厚みで揃えた木を貼り合わせて板にして、
それを研磨し、用途に合わせて、切っていく。

しましま部分が貼り合わせてるところ。
こんな鮮やかな紫色も!

お二人は、元同僚とのことで、お互いの作品を、コラボし合って展示していたのも素敵でした。

これは、KAZUHAさんのスペースにあるコラボ作品。

そして、驚いたことに、この額の、切り取った部分を使用して作られたのが、こちらのトレイ!

今、よく見ると、みどり色の木材のパターンが、
額と違うように見えるけど、どうやったんだろう?

くり抜いて出来た板を7ミリ厚にカットする。
それを、パタンと、90度倒して、木口を見せるように置き、間に他の木材も挟み込み、貼り合わせて作ったのがこのトレイ。
素材を余すところ無く使い切る。
どうやって使おうかと、考えるのも楽しい、とおっしゃってました。

なんともすごい世界を、見せて頂きました。
驚嘆、感嘆、しきりです。

さて、KAZUHAさんのところへもどり、コーヒーを飲みながら、まったり。
やわらかい陽だまりにいるみたいで、とっても居心地がいいのです。

過去の作品のファイルも観せて頂く。
同じ服や靴が、何度も違うコーディネートで登場する。
それを探し出して、見比べたりするのも楽しい。

実は、KAZUHAさん、noteのクリエーターさんでもあります。

今回の個展のことも、その経緯から、作品製作、準備の様子など、たくさん記事にしておられ、へー、こんな風に準備するんだなぁ、などと、いつも楽しく、興味深く読ませてもらっていました。

『2022/春』

今回行きそびれちゃったけど、
三宅商店さんのパフェ美味しそう。

この作品も好き。

嬉しいけど、せつない。

春満喫!って内容なのに、
どこか、さみしさ、せつなさも感じてしまう。

ふと気がつくと、もう閉店間近。
わー!コーヒー一杯で粘ってしまって、すみません。
スイーツも美味しそうだったので、またの機会に!

おかげさまで、素敵なカフェギャラリーで、お二人の個展を満喫することが出来ました。

ありがとうございました。

帰りがけに食べた、倉敷ぶっかけうどん、ふるいちさん。

具だくさんで大満足のきざみぶっかけ。
お揚げさんのぶ厚さにびっくり。
玉ねぎのかき揚げと。

具だくさんで美味しかった~。
ご馳走様でした。


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