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栃木県日光市 川治温泉にある、黄金橋の名前の由来〜平家の落人の財宝が眠る(?)南平山〜

高い橋梁を渡る、赤い二両の可愛らしい電車。

野岩鉄道会津鬼怒川線

小雪の舞う中、電車が山に吸い込まれていく。

ここは栃木県日光市川治温泉、川治湯元駅のほど近く、川治温泉薬師の湯の駐車場。

写真の右側に見えてる山は、標高1,000mほどの南平山。
ここへ登るために渡らなくてはならない橋が、こちらの黄金橋です。

立派なアーチ橋
黄金色ではないのですね。

40年前に作られた歩道橋とのことですが、渡った先に集落などはないらしく、この先にある公園や、遊歩道、南平山登山などが主な目的で作られた橋のようです。
そして、このネーミングは、南平山に眠っているかもしれない、平家の落人の財宝を示す鍵歌の伝説によるもの、と。

朝日さし 夕日輝くこの丘に
黄金千杯 漆千杯

この由来を読むと、南平山に行ってみたくなりませんか?
とすると、このネーミングは大成功だと、言えるのではないか、と思ってしまいました。
この橋の重要任務の一つが、南平山への登山であり、山へ行く人が増えるほど、この橋の存在意義、重要性が増してくるのですから。
もし純粋に平家の財宝の伝説を想って付けたのなら、こんな邪推をしてしまってごめんなさい。
でも、観光客誘致を狙ってのネーミングだとしても、私は喜んで、ノッてみたいものです!
と言いつつ、今回は時間がないので、またの機会を楽しみに。
楽しみといえば、まさにここで、川治温泉仕掛け花火ショー流彩花が開催されているそうです。
開催日は12月の土曜日。
冬の花火もいいですね。

そのネーミングで、いにしえの想いを伝え、つないでくれている黄金橋、その寿命の永きことを祈り、感謝の心をこめて。

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