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32.「太平洋戦争の大嘘」藤井厳喜著を読んで。

(1)時間:2024/7/9 30分
(2)目的:フーバー元大統領による告発を知るため。
(3)内容:フーバー元大統領が記した「フリーダム・ビトレイド(裏切られた自由)」と題した本が、彼の死後、50年経ってから発刊され驚くべき事実が明らかになった。なぜ日本は戦争に至ったか?フーバー元大統領が戦後日本に来日して、マッカーサーと会談したとき、彼らは、ルーズベルト大統領をマッドマンと呼んでいた。マッドマンに画策された戦争だった。
排日移民法、これに失望した日本人が自決している。すでに宣戦布告なき弾丸を使わない戦争が1941年アメリカによって始められていた。
和平を望む日本からの、全面的に譲歩した交渉もすべて拒否した。ハル・ノートは、品位のある国であれば。到底受け入れ難い要求であり、それは宣戦布告であり、これを突きつけた。しかし当時は議会には隠されており、上下院ともその存在を知らず、事前に分かっていた真珠湾の攻撃も、リメンバーパールハーバーとして議会と国民をだまし煽って戦争に突入した。
以前からの、世界全体の政治情勢を見事に描いている。イギリスが明治維新で日本に行ったように、思想的軍事的援助を反体制側に行い。政府を転覆させ、自分の国のいいようにあやつり、武器を売る、商品を売る形で儲けようとする。このやり方はハワイ王国でも行われた。ハワイ王国は一時、日本に縁組みとして助けを求めに天皇陛下と謁見している。その数年後、ハワイ王国を転覆させ共和国を樹立し、アメリカに併合している。そんな歴史があったとは知らなかった。あるいはシーパワー、ランドパワーの戦い、さまざまな観点からの世界情勢を客観的に浮かび上がらしている名著である。
(4)学び:国のパワーゲームを読み取る俯瞰した視点が外交を行う上で大切だと感じた。私達のレベルでも、生き残るという観点でお互いに協力して戦うのではなく、仲間を増やしていく行動が大切だと感じた。

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