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隙間時間を活用するということ

中小企業診断士(登録前)の さた です。
先日ご縁があって、補助金のお仕事のお手伝いをする機会をいただきました。界隈ではそろそろ終わりなのでは、、とも噂される第12回事業再構築補助金です。

この補助金は、申請要件が多い事に加え、採択率も下がってきたため(第11回で26.4%)結構気合を入れた申請作業が必要です。
第12回は、それでも応募開始から申請締め切りまで時間があった方なのですが、6月に実務従事を入れていたため、作業に当たれる時期が7月のみとなりました。

私は、東京の壱市コンサルティングさんにお世話になっているのですが、意外と〆切1か月前でも申請支援を求める事業者さんが複数おられるとのこと、当方にもお声がけをいただくことができました。

一方、実務従事が終了したとはいえ
・勤め先の仕事もあること
・7月当初に実家の用事で東京に泊まりで行く必要があったこと
・その直後に約10日間の海外出張があること
等あり実働が1週間程度しか取れない状況でした。

お断りされるかなと思いましたが、ご依頼元の配慮でベテランの方とペアを組ませていただき、その方のお手伝いということで関わらせていただきました(とはいっても最初の打ち合わせの際に予定を伝えたらさすがに絶句されました)。

とはいっても、お仕事として請けた事、中途半端に終わらせるとご依頼元だけでなく、その先の事業者さんにもご迷惑をかけてしまうため、
・会社の仕事時以外は極力補助金申請支援に時間を割くこと
・診断士試験の時と同様、出勤前の早朝時間を活用すること
・出張先には個人のPCも持参し、移動時間、仕事に掛からない時間を充てる
という作戦(?)を立てました。

特に最後の出張時のPC持参は本当にできるかなと不安でしたが、ビジネスリュックには2台PCが詰められ、かつ飛行機のエコノミーの席でも、PC操作はやってみればできるものだと改めて感じました。
(もちろんですが出張中の仕事や、そのフォローアップ、日本から来る業務依頼やメールは片づけた上での話です)

当初はペアを組んだベテランの診断士さんのご配慮で、事業計画書(全部で15ページ程)の後半の文章のみということでしたが、早めに大半を終わらせることができ、加えて財務分析も取り組む事ができました。
作成中不明点や悩む部分があった際も、Google Meet でペアの相手と1時間ほど打合せをするなどしました。

こうしてみると、意外と隙間時間というのは使えるなという事がわかりました。考えたら海外出張のフライトも乗ってしまうとお酒飲んで機内の映画見て、、とだらだらと過ごすことも多く、出張中の仕事が終わってホテルに戻った後も似たような時間の過ごし方をしていました。

作成した事業計画内容は何度も見直しが必要で、終盤近くで誤字や思い違いが見つかるなど反省点の多い作業となりました。
自分が担当したのはせいぜい1社の分担作業だけ、他の方は1シーズンで2・3社並行して担当されているので恐れ多くも「やりきった」と言える成果ではないことは承知しています。

それでも比較的大型の補助金申請の仕事を、分担とはいえ対応する事が出来たのは自分にとっては自信につながったと思います。
特に「本業が忙しい時期」であっても(逆に「本業が暇になる時期」はないのですが)、隙間時間は工夫と意思次第で作る事ができるのだなとこの年齢になって学んだ事なのでした(了)

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