ファイナンス基礎①
社内研修のサマリ
事業をはじめるにあたって
収益性の見極め方~損益分岐点~
問「1個当たりのコスト、50円のかき氷を200円で売るビジネスは成立するか。」
答「固定費と客数による」
解説:1個当たりのコスト=変動費と、価格200円の差分を貢献利益と呼ぶ。商品の価格は市場原理(既存の価格)に逆らうことは容易ではなく、つまり「商品価格は始めから決まっている」ことになる。あとは、かき氷を作成するための固定費(かき氷器、家賃、人件費、光熱費等)が仮に30万/月だった場合、損益分岐点(=費用を利益で賄える基準点)は、固定費/貢献利益で、30万/150=2000個を月に売れるかという話になる。
月の営業日を20日とすると、100個/日。1日8時間だとすると、12.5個/1h。
つまり、問いの答えは、「12.5個/1hで売ることができるかどうか。」と言い換えることができる。近隣のかき氷屋さんの1h当たりの客数を調査することで、ある程度の目星をつけることができる。
財務諸表分析
(1)デュポンモデル分析
自己資本利益率(ROE)
ROE=純利益/純資産(株主資産)
※前提:貸借対照表 資産|負債+純資産
※前提:損益計算書 費用+純利益|収益一般に、10~20%が平均的。それ以上やそれ以下だと、良いor悪い
収益性
売上のうち、どれくらいが純利益なのか。
収益性=純利益/売上 [%]
効率性
資産からどれだけ売上を生み出したのか。
効率性=売上/資産
レバレッジ
会社の資本(純資産)でどれだけの資産(利益の源泉)を得たのか。
レバレッジ=資産/純資産
自己資本利益率=収益性×効率性×レバレッジ
純利益/純資産=純利益/売上 × 売上/資産 × 資産/ 純資産
(2)百分率財務諸表
予算編成はなぜするのか
答え:経営を管理し、効果的な改善活動を実施するため
経営管理から改善活動までの流れ
数字の責任を明確に定義(区分)する
業績見込みを定量化する
実際の数字を記録する
予実差異を確認する
原因を考える→対処する
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