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Fraud Remembrance

NASAは1月をSafety Remembrance Monthと銘打ち、今一度「安全」への意識を引き締めているという。(アポロ1号、チャレンジャー号、コロンビア号の事故がこの時期に起こったことを受け、式典が行われたりしている。)
私もこの新年一発目のnoteにおいて、アメリカに来て4ヶ月の間に遭遇した詐欺(fraud)を振り返ることで、今一度気を引き締めたいと思う。

①SMSフィッシング
日本ではあまり使うことがなかったSMSだが、アメリカという国はSMSを使いまくる。なのでSMSを使った詐欺が横行している。今でこそ私も用心するようになったが、初めの頃は、そもそもSMSでフィッシングされるという考えがなかった。要注意はUSPS(United States Postal Service)を騙った手口だ。荷物を保管しているから保管料金を払えみたいなSMSが来て、料金も数ドルだし受け取りミスったかなと思ってクレカ情報を入れたらアウトだ。そんな荷物は来ていない。

②ガソスタスキミング
ガソリンスタンドのカードリーダーに細工をしてスキミングをするテクニカルなこの手口。周りにも被害にあった人が多いので相当横行しているようだ。悲しいかな、こればっかりは運だ。信頼できるガソスタを探すしか無い。個人的にはコストコに付設しているガソスタは安心できる気がする。完全に何となく。

③自動車保証セールス詐欺
アメリカで車を買う際、「Insurance(保険)」は必ずセットで買う必要があるが、「Warranty(保証)」を買うかどうかは任意である。(ディーラーは保証加入を強く薦めてくるので、不要と判断した場合は強い心を持って跳ね返す必要がある。)
ただWarrantyを巡る攻防はディーラーで終わらない。当然のようにディーラーから自動車保証の販売会社に個人情報が漏れており、車を買った直後からダイレクトレターが届くようになる。レターには「今すぐここに電話する必要がある!」「これは最終通告(Final Notice )だ!」と心をざわつかせる文章が踊る。蓋を開けたらちゃんとした会社なのかも知れないが、手口が完全に詐欺だ。いつも締め切りに追われているビジネスマンは特に注意が必要だ。

レターの例。個人情報が筒抜け。

なお、アメリカは詐欺大国ではあるが、その分クレジットカード側の対応も慣れたもので、バンク・オブ・アメリカのクレカの場合、詐欺利用の疑いがあれば勝手に止まるし、不正に支払いがされてしまっても後から簡単に取り消しができる。カードの再発行もすぐ手配してくれる。だから今のところ実被害はなく、仕事の締め切りを思い出し、嫌な気持ちになっただけである。今のところは。


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