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娘とディズニー

娘が2歳になった。
お祝いという名目でディズニーランドに行ってきた。大雨の平日だったので、人もキグルミもまばらだった。残念ながら大雨でパレードを見ることはできなかったが、ミッキー一味のショーは見ることができた。左に座っていた娘も、右に座っていた女子大生も、大いに楽しんでいた。娘はよほどショーが印象に残ったのか、最近ミッキー一味がテレビに映ると奇声を上げて興奮するようになった。そしてその度に妻がまた行こうねと娘に伝えながら暗に私にアピールしてくる。彼女も一味の一人だ。
正直行く前はディズニーランドを楽しめるか不安に思っていたが、私自身が楽しむというより、楽しんでいる娘を見る楽しみがあった。また、娘が昼寝をしている間に、カフェでひと息つくのも贅沢な気分がして悪くなかった。
そして驚くなかれ、お土産を何も買わなかった。私も妻も娘も。あんなに山ほどグッズがあるのに、娘の2歳の誕生日なのに、欲しい物も買ってあげたい物も一つもなかった。何とケチで望まれない客だろう。実は雰囲気に飲まれ、危うくミッキーの手がデザインされたコロコロを買いそうになったが踏みとどまった。学生時代にミッキーの手形しゃもじを買ってしまった反省がここに来て生かされた。
そして、次の日にダイソーでディズニーグッズを買っていた妻であった。

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