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BlundstoneのCLASSICS

靴は旅の記憶を呼び覚ます。その靴が旅先で買ったものであったらなおさらだ。

オーストラリアのタスマニア島への旅行計画を立てているときから、現地でBlundstoneを買うことは「やることリスト」に入っていた。旅行の大目的はOVERLAND TRACKというトレッキングコースを走破することであり、グレゴリーのザック(バルトロ85)に荷物をパンパンに詰め込んで、8泊9日の旅に出たのは2017年の春先のことだった。

Blundstoneはタスマニア島生まれのシューズブランドであり、サイドゴアブーツというサイドがゴアッとしたブーツで勇名なブランドである。ホバート(タスマニアの州都)のアウトドアショップには当然ながらBlundstoneの靴が豊富に揃っていた。その中でも定番のBlackではなく、少しワイルドなRustic Black を選んだのは、旅先で気分が高揚していたからかもしれない。

とにかく着脱が楽なブーツである。紐がないのに絶妙なフィット感がある。Rustick Blackを選んだため、オフィスに履いていくには少しワイルドすぎるが、アウトドアスタイルには抜群の安定感を誇る。防水もバッチリなのでレインブーツとしても重宝している。

ちなみにOVERLAND TRACKは、履きなれたCarharttのトレッキングシューズで歩いた。(BlundstoneはOVERLAND TRACKを走破した後に購入した。)「靴は旅の記憶を呼び覚ます」とかスカしたことを書いておきながら、このBlundstoneから実際に呼び覚まされるのは、青い空の下に広がるOVERLAND TRACKの雄大な景色ではなく、購入したBlundstoneがザックになかなか納まらず、荷造りに悪戦苦闘している狭いホテルの片隅であった。

OVERLAND TRACKの雄大な景色

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