うまくいかない人生はうまくいっている
問題なく物事がスムーズにいくことと、何かトラブルが起きて滞ることと、どちらがいいとは言えません。一般的には、すんなり事が運ぶ方が良いとされます。
思った通りにならない時はそこに問題があると考えやすいですが、実はそうではなく、大きなチャンスが潜んでいることがあります。もっと大きな難を回避するためのサインであったり、うまくいかないことで学べることがあったり、そのおかげで人間関係やシステムが見直されたり。
多少の難があったほうが人は賢く強くなります。
スムーズにいくことも大事ですが、そこにはあまりこだらない方がいいです。
うまくいくことが成功ではありません。
何を体験し、何を学び、どこに向かって変化、成長していくのか?
そちらの方が大事です。
うまくいっていたら、あっという間に完成、終了です。
言い換えれば、理想が高いからうまくいかないのだと言えます。
求めるものに向かって進み続ける情熱は問題点を浮き彫りにします。
新たな挑戦をし続けるため、常にうまくいかない領域に突入します。
裏を返せば、うまくいっているから、うまくいかない方向に向かいます。
それがクリアできると、またうまくいかない方向に向かいます。その繰り返しの中で自分が充実していけば、それは十分にうまくいっている人生なのです。
うまくいかないことが楽しくてしょうがない。
変人のようですが、そこには常に探究心と好奇心があります。
(S.N.さまへのメッセージ 220829)
追記
「うまくいく/いかない」を重要視してしまうと、うまくいくことだけをやろうとします。そして、うまくいかなかったら失敗したと思います。
そもそもなにをもってうまくいったと思うのか?
その「うまくいった」の基準は、どこから来たものなのか?
親、先生、世間の常識などの刷り込みが入っていないか?
もし「世の中がそうだから」とそれにあわせ、うまくいこうと思っているのなら、ちょっと足を止めて、
それが本当に自分が望んでいることなのか?
考えてみましょう。
そうであれば進めばいいですが、本当に望んでいることでないのなら、なぜあなたはそれをするのでしょう?
アーティストや研究者人たちはたいていうまくいってないことに向かって試行錯誤します。
何かを実現したいから、
何かを知りたいから、
これはおかしいと思うから、
もっと深く知りたいと思うから、、、
そんな思いのもとにやり続けられます。
結果、うまくいくこともあるし、いかないこともあります。
世間に認められない場合は続けるのは苦しいですが、それは認められることを重要視しているからです。
世の中がどう言おうと関係ない。
自分は自分のやりたいことをやる。
と割り切れば、気持ちは楽になります。といっても、それが自分のエゴを満たすためなのか、もっと高い志をもってのことなのかは見極めたいですね。
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