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いろんなタイプの人がいて、いろんな受け取り方、考え方があることを知る

最近、昔のブログ整理で過去のネームリーディングを載せていますが、改めて気づいたことがあります。その頃、私は大脳辺縁系優位だったんだなと。つまり情動主体。大脳辺縁系は哺乳類脳と言われる脳の部分で、主に情動と関係があります。

私はもともと内的感情が優位な性質を持っているので(MBTIによると)、長い間、大脳辺縁系優位でした。類は友を呼ぶで、そういう人たちに関わることになるのは自然な流れです。ネームリーディングの当事者の方々も、今読むと「こんな時もあったな」と思うぐらい成長されていることと思います。

自分のタイプを知りたい方は下記で調べられます。検索するともっと詳しく説明しているサイトもあります。

「どのように感じるか?」が判断基準の人は…

私のように内的感情がメイン機能の人は、「どのように感じるか?」ということが判断基準になり、それによって意思決定をします。メイン機能は当たり前にしていることなので意識に上がりません。そういうものだと思っています。
自分が感じている感情で認識、判断します。そうやって自分のブリーフシステムを築いていきます。

昔、私は感情優位の主観的なとらえ方しか知らなかったし、他の人もそうだと思っていたので、お互い分かり合えないことがあると悩んだものです。

しかし今はもっと視野が広がり、いろんなとらえ方をする人がいることを知っています。また私自身、人間脳と言われる前頭前野をもっと働かせることを覚えたので、感情に振り回されることはあまりなくなりました。今は冷静で冷めた印象になっているかもしれません。出会う人からは優しいエネルギーだと言われることが多いですが、それはINFP(私の性格タイプ。上記サイトで言えば「仲介者」)が平和主義だからでしょう。

それはともかく、大脳辺縁系は情動優位です。感情/情動が優位になると主観的になります。自分の感じ方、見方、考え方で物事を判断します。構造的な考え方をしません。自分の主観が中心です。どう感じるか?が認識と判断の基準となります。つまり気持ち中心です。だから争いや揉めごとは好みません。みんなが仲良くできたらいいと思います。合理主義ではなく、自分の好きを大事にします。

人は人、自分は自分と割り切れなく、エンパスの人などもこの手が多いでしょう。相手のことを思いやるはいいですが、同調してしまって自分がネガティブエネルギーを無意識にもらってしんどくなったりします。

このタイプの人が主観で世界を見ている限り、けっこうたいへんじゃないかなと思います。もちろんどういう環境にいるかによって違いますが、世間一般はネガティブ要因が多いので、知らずにそれに翻弄されます。

いろんな人がいるので、すべての人に受け入れられたり理解されるのは難しいですし、その必要もありません。また、いろんな考え方、受け取り方があることを知ると、分かり合えなくてもかまわないし、全然違うから刺激しあえることもわかってきます。

自分と違う人を観察して、自分を知る

自分がどういうふうに世界を見ているか?は、自分と違う見方をしている人を知らなければ見えてきません。そのためには自分と違うタイプの人と接することが大事です。
そして感情が判断基準の人は、その差異を「わかってもらえない」とか「この人苦手だ」という方向に持っていくのではなく、「そんな考え方もあるのか、おもしろい!」という受け取り方をするといいです。

また理論的に人の判断や認知基準について学ぶと、人を観察するときに役に立ちます。上記に述べたMBTIもそうですが、星座や血液型、動物占いなども参考になります。それで決めつけるのではなく、判断基準の一つとするといいです。

大脳辺縁系(哺乳類脳)から前頭前野(人間脳)へ

何でこんな記事を書いているかというと、自分の経験から、これからの時代、情動優位の人は大変だなと思うからです。
この先数年は世間的に明るい話題は乏しく、暗い話題やとんでもない出来事が起こるでしょう。その時、理性を司る前頭前野を用いず、大脳辺縁系中心で動くと、まわりのネガティブ感情に同調するし、自分自身も不安や恐れでいっぱいになりやすくなります。

私は脳マッサージをしていますが、脳マッサージをしていてもそれを感じます。大脳辺縁系にストレスが溜まっている人が多いです。日常で、人間関係や自分のこと、これからのことについて情動レベルで悩んだり、ストレスを溜めている人が多いのでしょう。

「自分はこう思う」と思っていても、まわりに理解されないと悩みます。これからますます大勢が意識操作される可能性があります。自分が人と違うのを苦にしてしまうと苦しくなるだけです。同調圧力に屈さない意志が求められます。

抽象度の高い視点を持とう

そこに巻き込まれないようにするには抽象度をあげることが大事です。
目の前の出来事にふりまわされるのではなく、その出来事の背景にあることだったり、原理原則、パターン、未来予測や、自分の主観的見方に気づいたり、いろんな角度から冷静に見て判断する力が必要となります。

そのためには知識がある方がいいです。
なぜ今、世の中はこうなのか?何が起きているのか?
感情的な対応ではなく、大きな枠組みで構造や流れを見ること。
それができると、全体の流れやシステムの中で、今何が起きているか?これからどうなるのか?を客観的に知ることができます。

誰の影響を受けたいか?を考える

どういう人たちと時間を過ごすのか?も大事になります。物理的に一緒にいる人だけでなく、SNSやインターネットの情報を見る時もです。

どんな情報、エネルギーを発信している人たちと関わるのか? その情報を得ているだけで大なり小なり影響を受けます。最後は自分がそれを受け入れるかどうかですが、それでも前向きに世の中をとらえ、良き未来に向かって進んでいる人たちと関わるようにしましょう。

「政府が悪い」「これからどうなるかわからない」と不安や愚痴を言う人たちとは距離を置きましょう。もし自分がそういう人たちといるのが心地よいとしたら、自分も同じことをしています。意識を向上させましょう。

脱して初めて見えてくるものがある

この情動優位のところから脱出できるとかなり楽になります。気持ちに振りまわされることが減りますから。いろいろ自分と切り離してみることができます。
冷静に客観的に受け取ることができると、自分が人情のない冷たい人間になったかのように感じることもあるでしょう。

今までの自分の価値基準と違いますから、今まで見えてなかったことがいろいろと見えてきます。今回、私が昔の記事を読むことによって自分の成長度合いを確認することができたように、今、情動優位の人もそれを変えることができます。
まずは自分が主観で見ている世界に気づかないといけません。それは「あなたが見たいから見ている世界」と言えます。

主観の世界は狭いです。メイン機能はそうそう変わるものではないので、いつまでたっても私は内的感情をメインに世界を見ていくと思います。
自分が見ている世界はほんの一部分であり、自分がその世界観を作り上げていると身をもって知り、自分の狭い主観世界に気づくことができると(ここまでが長い道のり)、まだまだいろんな可能性が潜んでいることがみえてきます。

自分がどのように世界を見たいのか?どんな世界を育んでいきたいのか?
主観の世界に制限はありません。自分次第です。無限の可能性を秘めていますから、自分が関わる世界をどう構築、表現するかを楽しみたいですね。

正しさは移り変わっていく

何を優先するかはその人の価値判断です。
規範を守ることが社会を守ることだと考える人もいますし、個人の自由を優先することが社会を発展させていくと考える人もいます。何が正しい?かではなく、時代に合わせた正しさがあります。その正しさはその時代の支配的存在がそう定めたというだけで普遍的な正しさではありません。

あなたはあなたにとって大切だと思うことを大切にしてください。しかしそれはできるだけ抽象度の高い視野をもって見ていくことが大事です。一つの視点しか持っていないとそれ以外が見えなくなります。

今日の話は、理性的合理的な人や抽象度高く物事を見ることができる人には関係のない話ですが、理性優位で感情が劣勢の人は反対に、感性を高めることが必要です。これからは感性の高い人が重宝される時代になっていきます。

いろんなタイプの人がいますから、どれがいい悪い、正しい正しくない、優秀だ劣っていると決めるのではなく、それぞれの違いや特質をいかにうまく活用して、新しい時代を作っていくのか? そちらのほうにエネルギーを注ぎたいですね。

10年後の自分は、今の自分について「あの時はあんなこと思ってたんだよねー。」と、もっと上の視点からから眺められるようになっていましょう。


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