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アロプレグナロンが愛と性欲に与える影響

人間の体には様々なホルモンがありますが、近年注目されているものにアロプレグナロンがあります。

これは性ホルモンであるプロゲステロンをもとに作られるホルモンですが、今回取り上げる論文は、このアロプレグナロンが愛と性欲を始めとする社会性に与える影響について論じたものです。

社会的、認知的、感情的、身体的機能に対する神経ステロイドの効果とメカニズム
Neurosteroids' effects and mechanisms for social, cognitive, emotional, and physical functions

この論文によるとアロプレグナロンは以下の働きがあることが分かっています。

・性行動の促進
・愛着形成の増進
・情動の安定化(不足による産後うつ病)

こういったことから愛情に関わるホルモンと捉えることもできるのですが、その研究の多くは動物を対象としたものであり、人間での研究は十分でないことも述べられています。


明日読む論文:
Neuroanatomy and neurochemistry of sexual desire, pleasure, love and orgasm
性的欲求、快楽、愛、オーガズムの神経解剖学と神経化学

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