寂しいとSNSをするのはなぜか?
寂しいときにSNSを見るのは、のどが渇いているときに塩水を飲むことと似ている。見なければいいのに、SNSを見ることで余計に寂しくなってしまうからだ。
それにも関わらず、なぜわたしたちは寂しいときにSNSを見てしまうのだろうか。
ある研究によると、ヒトは孤独を感じると、社会的情報に関する興味が高まることが示されている。
これは社会に所属できるように、社会の情報により関心が向くための仕組みによるものではないかと論じられている。
寂しいとSNSを見てしまうのは、これと同じメカニズムによるものではないだろうか。孤独な状況を解消するために、関心が社会に向かうためSNSを見すぎてしまうのではないだろうか。
孤独を解消し、仲間とつながるためには社会的情報が必要ではある。しかし、それが度を過ぎると弊害もある。SNSとは上手に付き合っていきたい。
【参考文献】
Gardner, W. L., Pickett, C. L., & Brewer, M. B. (2000). Social exclusion and selective memory: How the need to belong influences memory for social events. Personality and Social Psychology Bulletin, 26(4), 486-496.
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