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対立か協調か?:知能の高さと行動パターン

より高い知性のグループは、繰り返される囚人のジレンマにおいてより高い協力率を持っている

Higher Intelligence Groups Have Higher Cooperation Rates in the Repeated Prisoner's Dilemma

囚人のジレンマゲームというものがあります。

これは二手に分かれて駆け引きをして競うゲームなのですが、このゲームはその設定上、互いに協調すれば共に高いスコアを得ることができ、互いに抜け駆けしようとすれば低いスコアになるような、そんなゲームになります。


この研究では知能がどの程度囚人のジレンマゲームに影響を与えているかについて調べています。

知能の高さの判別はレーブンテストで判別し、協調行動の利得度をいくらか変えて被験者の行動を調べているのですが、結果を述べるとやはり知能が高いほうが協調行動を取る割合が高いことが示されています。

Q: 集団で囚人のジレンマゲームをやらせると集団的知能で結果が変わってくるし、そのへんにはコミュニケーション能力が大きく影響するんじゃないだろうか?

明日目を通す論文:

繰り返される囚人のジレンマにおける協力の予測因子としての平均的なプレーヤーの特徴

Average player traits as predictors of cooperation in a repeated prisoner's dilemma

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S2214804315001287


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