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演技をしている時の脳と体の変化とは?

演劇というのは儀式と同じくらい古い歴史があるとも聞くが、演技を行っている時には演者の脳と体は一体どの様になっているのだろうか。今回取り上げる論文は二人一組の芝居を行っている時の脳活動と心拍、行動の変化について調べたもの。

Exploring Theater Neuroscience: Using Wearable Functional Near-infrared Spectroscopy to Measure the Sense of Self and Interpersonal Coordination in Professional …
演劇神経科学の探求: ウェアラブル機能性近赤外分光法を使用して、職業上の自己感覚と対人調整を測定する…

この研究では二人一組でシェークスピアの真夏の夜の夢のいくつかのシーンを演じている時の、脳活動(fNIRS)、心拍、呼吸、行動の同調性について調べている。また演技を行っている時に自分の名前を呼ばれた時の脳の反応についても測定している。

結果としては以下の通り。

・演じている時には自分の名前を呼ばれた時の脳活動が低下する。
・演じている時にはパートナーとの脳活動、心拍、呼吸、行動の同調性が増加する。

やはり、演技している時には、自己の感覚は低下するらしい。

Q: 演技とはつまるところなんなのだろう?
明日読む論文:
人間のリバースエンジニアリング: 人工知能と演技理論
Reverse engineering the human: artificial intelligence and acting theory


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