いちばん幸せに思うこと

ライブの感動

このご時世、コンサートやライブに行けなくなって久しいです。やはりアーティストやオーディエンスと同じ空間で共有する作品と、WEBで視聴するのとでは雲泥の差がある事は明らかですよね。

ここ最近音楽コンテンツはネット配信が主になっているとよく聞きますが、昨今の抑圧された音楽体験からの反動で、また大きく潮目が変わってくるのではないかと感じます。

リアルのライブ、特にライブハウスで聴く音楽には独特の感動があります。好きな曲のイントロの瞬間だったり、箱全体の一体感を感じた時、アンプから発される音圧であったり、独特な周波数が影響していることもあるでしょう。グッとくる瞬間は人それぞれだと思います。

そして私のライブでの感動ポイントは、プレイヤーの表情です。

楽しいと感じる瞬間の共有

人によっては、音楽そのものに集中してその独特のコード進行や、楽器そのものの音色のこだわりにプレイヤーとの共感を得る人もいるでしょう。ただただ好きな音楽に身を委ねて、体を揺らし、時には躍り狂うことで充実感を得る人もいます。

そして私は、プレイヤーが最高のプレイをした瞬間や、バンドメンバーとのセッションが絶妙に絡んだ瞬間にその表情からふと発せられる光のようなものに感動のボルテージが急上昇します。それはやはりリアルの環境でないと味わう事は出来ません。

私自身もトロンボーンプレイヤーなのですが、そんな瞬間は自分でプレイしながら感動を抑えられない時があります。やはりそんな時はオーディエンスの表情も皆満面の笑顔になります。そこに家族の笑顔があれば、感動もひとしおでしょう。

そして私は、聴く側としても演者としても、その瞬間を感じる為にリアルライブに参加します。そして音楽を通じてその瞬間を感じる時が、今人生の中で一番しあわせに思う事です。

そしてこれから、世界中の音楽好きな人々とその瞬間を共有する事が、私の夢でもあります。