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「全国18万人の不登校さんへ告ぐ」コンテスト、最終報告

という事で、気付けばあっという間に、3月に入っておりました。

2月1日から28日までのひと月の間に、本当にたくさんのnoterさん、たくさんの記事にご参加いただきまして、誠にありがとうございます。

まずはですね、後半期間に参加頂いた方のご紹介をさせて頂き、最後に審査結果のご報告を致します。

ちなみに、前半期間にご参加くださった方のご紹介(参加作品①~⑦)は、こちらの中間報告記事にしてしておりますので、まだ見てないよ~という方いらっしゃいましたら、こちらも併せてご覧くださいね。


参加作品の紹介⑧子育てのラストスパート / kozaru@FPさん

心配でたまらなくなった私は彼に旅を提案した
『可愛い子には旅をさせよ』
この言葉をふと思い出したからである。単純すぎる理由。
しかし私にはそれが最善の策に思えた。
今いる学校が全て。今いる学校が世界。

この不条理な価値観から脱する事が1番必要なことな気がして、ならなかった。

kozaruさんのお子さんが不登校になった時の体験談です。何よりも驚くのは、kozaruさんの親としての腹の括り方。もちろん「学校へ行けない」と打ち明けられてからの胸の痛みや悩みもあったようなのですが、それでも我が子を信じて、「彼に必要な事は何だ?そうか、外の世界だ!」と勢いよく舵をきっていく姿に、勇気をもらえる(応援される)保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。


参加作品の紹介⑨学校行かんかったから行けた学校の話 / たなか@不登校サポートセンターCOREさん

大人になって揉め事があっても

「まぁなんとかなるか」って楽観的に受け止められる

人間としてたくましくなれる、生き抜く力が身につく場所。

中学校3年間、なんの違和感もなくただ普通に学校に通っていたら出会えなかった場所。

私はこの高校だったけど、きっと今学校に行きたくない、行けない。

そう思ってる子たちに言いたい。

行かんかったからこそ出会える場所。あるからね。

ご自身の中学校3年間不登校から選んだ高校進学の体験談を書いてくださっています。読んでいるだけでも一癖も二癖もありそうなユニークな学校。そこでの経験があるから今の私があるんだと、「無駄な経験なんて何にもないんだよ」って言ってくださっているように感じました。たなかさんはもう一作品の「元不登校の女4人が自分のお金で蟹食った日の話」でも参加してくださってますので、どうぞそちらもご覧ください。


参加作品の紹介⑩不登校の地獄から救い出してくれた、一冊の本との出逢い。 / lemonadeさん

本当に夢のようです。こんな日がもう一度来るとはあの日々からは想像もつきませんでした。私は私でこの本のおかげでマイナス思考からポジティブ思考に変身しつつあると感じています。

lemonadeさんご家族の不登校体験談です。とある本との出会いから自分の考え方、不登校の我が子への接し方が変わっていく様子が綴られています。苦しい時、出口が見えないように思えるような時でも、ふとした出会いによって心が軽くなって動きだせることってありますよね。


参加作品の紹介⑪学校では教わらなかったこと / Matsukawa Chie ちえちゃん

「あなたはここに居て良いんだ」
(居てくれて嬉しい)

「あなたの事を私は受け入れてるよ」

「あなたは大切な存在なんだ」 

「あなたが何を思うことも何を感じるかも重要なんだ」
 
「あなたは自分の意見を自由に表現して良いんだ」

大好きなお友達のちえちゃんが参加してくれました。ちえちゃんの記事の中にもあったけれど、「学校が安心できる場所でなくとも、家庭の中が安心できる場所でありますように」という気持ちが私にも強くあります。安心できる場所で過ごすことがどれだけ心の栄養になることか。ちえちゃんの記事を読んでそういう部分も感じて頂けたらなと思います。


参加作品の紹介⑫いま学校に行っていないあなたへ。もしくは、かつての私へ。 / harryさん

不登校で悩んでいるあなたへ。
一番大事なことを。
あなたは、あなたです。とても難しいのだけど、あなた自身のことを、大事にしてください。

note初投稿と思えないほど引き込まれる内容でした。ご自身の不登校経験者として、現不登校の方へ向けた本当に優しい言葉たちがつまっています。普通に見えるみんなもちょっとずつ変わっているし、変わっているように思える自分もみんなとおんなじ。「どうか自分自身を大切にしてほしい」という願いのこもった温かいメッセージです。


参加作品の紹介⑬今になって思えば、無理して学校に行かなくてもよかった / とらみな(寅三奈)さん

 我慢すること、それが常識。それが美徳。そんな風に思っていたのかもしれない。どうしてそうなったかは割愛するが、当時を振り返ると、辛い場所から離れるという選択肢が、頭の中からすっぽり抜けていた。 

 学校は、辛くても行くもの。そういう間違った固定観念を、正しいと思い込んでいた。今となっては恐ろしい。

とらみなさんのこの記事を読んで「その感覚や体験、わたしの中にもあった!!」と気付きました。自分の中にモヤモヤとあるけど言葉にならなかった部分に、この記事を読んで初めて気付けたと言うか。とらみなさんが書かれている「ストレスのない環境で過ごしていたら、自分は今頃どうなっていたんだろう」と言う部分も、まさに自分の中にあるもので、とにかく「学校に行くことしか選択肢がなかった」私が共感しまくった内容です。


参加作品の紹介⑭不登校になっちゃった子どもたちのへっとへとな伴走者さんへ / 地中海性気候さん

突き詰めると、子どもには、
より良く生きて欲しいし
「生まれて良かったなあ」って思って欲しい。
生きて生きて生きて欲しい。
サバイバルしていって欲しい。
切に願う。

記事の応募期間を過ぎてしまっているので審査対象からは泣く泣く外したのですが、私がとにかくすんごく大好きな記事です。不登校さんの保護者の方への記事で、「こういう段階の時ってこういう気持ちになるよね、でもきっと大切にするべきはこういう部分でさ?」と、心と頭を整理整頓してくれるようなあったかい記事なんです!
書き方もお上手で読みやすい上に、とってもわかりやすくまとまっていて!本当に優しくてあったかい内容なんです!!まだ読んでいない方いたらすぐ!すぐ読みに行ってください!!


最終報告&審査結果

今回の、全国18万人の不登校さんへ告ぐコンテストには、記事数およそ60本、合計14名の方にご参加頂きました。

一番初めに「やってみたい!できるかわらかないけど、やってみよう!」と決心した時には想像もしていなかった多くの方にご参加頂き、そして「次の誰かの為に」と優しいバトンを渡してくださる方がたっくさんいて、何度あったかい気持ちになって、目が潤んだかわかりません。

本当にありがとうございます。

マガジン内には、私が書いたものも含め、65本を収納。マガジンをフォローして下さってる方もいて、大変うれしく思います。

かつての自分の為、もしくは次の誰かの為に言葉が綴られた、本当に優しい本がたくさんございますので、ぜひともみなさんにご覧いただければ幸いです。


それでは、全国18万人の不登校さんへ告ぐコンテストの大賞を発表いたします。


大賞は、初めてのnote投稿とは思えないほど見事な文才を発揮され、次の誰かに渡すための優しいバトンを、ご自身の体験や考えたことと一緒に、そっと丁寧に手渡すように書いてくださった、harryさんの「いま学校に行っていないあなたへ。もしくは、かつての私へ。」です。

おめでとうございます!

他の方ももちろんそうですが、自分の大変だった時の気持ちを書き起こすのって、本当にしんどいと思うんです。その時の気持ちと向き合った上で、そういう気持ちと今向き合っている人の為に、こんなに優しい考え方、表現ができるのかと、読んでいて驚きました。

こちらの記事が、多くの現在不登校の方にどうか届いて欲しいと思い、今回、大賞とさせて頂いております。

ご参加くださいまして、本当にありがとうございます。

(なお、わずかではございますが、本コンテストの賞金はサポート機能を使用してお渡しさせて頂いております。)


もちろん参加くださった皆さんに、感謝しております。書き方や考え方、表現の違いこそあれ、みんなそれぞれ、現在不登校の方へだったり、かつて大変な気持ちを抱えていた自分、愛する我が子へ、愛を届けたいという気持ちは共通していたように思いました。

そのお気持ちの一つ一つがあったかいものであることに違いはありません。

みなさんのおかげで、あったかい湯船に安心して入ってリラックスできるようなコンテストになったように思います。

本当に、ありがとうございました。

今回はこれにてコンテストを終了致しますけれども、このコンテストを通じて知り合うことのできたみなさまと、引き続きnoteの世界で交流できたらなぁ、なんて思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。笑

それではみなさま、またどこかでお会いしましょう!

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