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時にはカフェインに溺れて

私は万能に憧れた。
いや、万能でなければならなかった。
万能でなければ私には価値がない、そんな呪詛を自身にかけたのは何時だったろうか。
自身の価値を疑うことに何の意味があっただろう。
時に能動的に問う、しかしながら多くは受動的とも言うべく
疑問は私の中に、自然と生じてきた。

昔から、何かを書かずにはいられなかった。
何かを描かずにはいられなかった。
どれだけ対話を試みようとも、何かが足りない。
私の表現に問題があるのか、彼らの理解に問題があるのか。
ファッションで、言葉で、スポーツで、芸術で…
私のことをもっと知ってほしい、そして私にもっとあなたを見せてほしい。
セックスから見えるあなたは本物か?
本物か偽物かはどうでもいい訳がない。
真理を求めている。
満たされないこの感覚を、共有したい。
何気ない日々に身を置いている間は押し殺すことが出来ている疑問。
しかしながら完全に忘れることなど出来ないそれらにふと思いを馳せたならもう囚われの身。
辛さのなかに充実を感じる私のマゾヒズムを認識しつつも、辞めることは出来ない。

ああそろそろジムへ行こう

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