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武器科の仕事(陸士)

新隊員で武器科に興味がある人に向けて
元武器科の陸士として3年間勤務した経験を語ります。
前期教育の内容に関しては他の自衛隊YouTuberさんが上げてるので割愛します。
何年も前の過去なので間違えてたらすみません。

武器科への職種希望が通るとどうなるか投稿します。


武器科の場合だと
区隊長 (教官)から以下の内容が伝達されます。

装輪整備 (車の整備)
火器整備 (銃や大砲の整備)
弾薬 (弾丸や砲弾 ミサイルや爆発物の整備) 
と配属先の駐屯地がつたえられます。

配属先

補給処か後方支援部隊

補給処(支処)
装備品に対して部隊で出来ないような設備を持ち
高度な整備や検査等を実施します。

方面後方支援隊 は方面直轄の部隊を支援します
し 師団 旅団傘下の後方支援隊 連隊 
そこでは師団旅団内の部隊の装備のメンテをしたりします。

武器科の後期教育

装輪(自動車整備)、火器 (銃や大砲)は約3ヶ月 
弾薬(弾丸やミサイル等の整備)を約2ヶ月履修します

機械や物理的なさわり 基礎知識から
分解結合や整備の基礎知識の
座学実技をみっちりやります。
1日の流れとしては
午前座学 午後は実技からの体力練成や基本教練の復習等
最後の方は野外で警戒をしながら訓練をしますがほとんどは座学実技メインになります。

部隊配属

私は後方支援部隊だったので
着隊し部隊に行ったら需品科や通信や施設科の教育を修了して整備員になる同期がいました。
着隊したらしばらくは士長や最年少の3曹からOJT受け各部隊のルールや仕事を学びます。

私の数年前の生活としては

火器整備がでしたが火器整備の仕事がない時は
車両整備、車検の手伝いをしてました。

1日の流れ

08:15朝礼
08:30  整備開始(課業開始)
12:00 昼休み
13:00 整備再開
17:00 課業終了

たまに進捗が悪いと夕食後に整備工場に戻り作業をしたり等、残業がたまにありました。

仕事の少ない時には体力練成で駐屯地内ランニングや筋トレ、陸曹の勉強や各陸曹の手伝いや雑務をしてました。 

たまに射撃訓練や格闘、応急処置の訓練や
各訓練の脇役的な事をやったり駐屯地や演習場整備 草刈りや設備の保全的なこともやります、
自衛隊のなかの学校や補給処に行き自衛隊の資格の教育を受けてる人もいました。

数ヶ月に1度
演習があります。行軍がある場合もあるようです。
山に行くと雨や雪も関係なく何日も寝ずに穴掘りをしたり割り当ての仕事を続けますし
教育隊よりきつかったです。
トラック 車両とか重機が丸々入る穴を掘って作ったりもしますし 見張のための穴掘りや装備を埋めて隠したりもします。

指揮官や部隊の動きもあるので他はわかりません。

武器科でよかった点

機械に強くなれた。
他職種の隊員と行動してた際に発電機が故障したがすぐに復旧させることができ感謝された。
転職時に機械等の最低限の知識があると認められてすぐに就職することができた。

武器科の残念だった点


私の実体験ではありませんが。同期で
他の整備部隊の工場では忙しすぎて平日は朝5時くらいから22半時くらいまで毎週か隔週土曜日は仕事してる部隊もありました。
顔が油やすすで真っ黒になって夜の点呼に出てくる人もいました。
ここばかりは運なのでなにも言えないですが離職率がとても高かった記憶があります。

私の見聞きしたこと、体験の紹介とします。

これから入隊する人は広報官に聞いたり入隊後、班長とかにいろいろ聞いてみてくださいね!


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