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【SNS】

今回はSNSについてご紹介します。
SNSとはSocial Networking Service(ソーシャルネットワーキングサービス)」の略です。SNSは友達を増やしたり情報共有のために使われます。
企業においてどのように活用できるのでしょうか?具体的な例を挙げながら見ていきましょう!


■企業がSNSを活用するメリット

企業がSNSを活用するメリットとして以下が挙げられます。
①認知を広めることができる
例えば、X(旧Twitter)ではリポストという機能を利用することでユーザーからユーザーへ投稿が共有され、拡散されます。取り扱っている商品や企業の情報を、素早く多くの人に拡散することができます。
商品の認知度を向上させることで新規顧客の獲得も期待できます。

②無料でできる
多くの人に情報を広める方法として、web広告や新聞広告などが挙げられます。こうした広告の多くは広告料や製作費がかかります。
対してSNSはアカウントを無料で登録し、登録後すぐに運用することができます。
低予算で商品や企業のプロモーションを行える利点があります。

③顧客(フォロワー)とのコミュニケーションが取れる
SNSはこちらから一方的に投稿をするだけでなく、コメント欄やDM(ダイレクトメッセージ)を利用しユーザーとコミュニケーションをとることができます。
例えば商品に関する投稿をした際に「ほしい!」という意見や「もっと○○になれば良いな」といったお客様の声を聞くことができます。
商品改善やマーケティングに利用することもできます。

■SNSの具体例

①LINE
● 特徴
・国内月間アクティブユーザー数は9,500万人(2023年10月時点)
・性別、職業、年齢を問わず幅広いユーザーに利用されている
・友だち追加しているユーザーに一斉配信することができる
・メルマガよりもメッセージの開封がされやすい
●メリット
・画像やスタンプを利用できるため親近感の湧くメッセージを送信できる
・1対1でやり取りができるため、ユーザーと来店促進ができるなどコミュニケーションをとることができる
・画像や動画からwebサイトに遷移させるなど次のアクションを促すことができる
● デメリット
・一斉配信ができる数に限りがある
・基本的には無料で利用できるが、決められた配信数を超えて配信したい場合にはコストがかかる

②X(旧Twitter)
● 特徴

・国内月間アクティブユーザー数は4,500万人(2023年10月時点)
・登録者数は20代が最も多く、利用者としては10代も多い
・情報の拡散が早いという特徴から、期間限定のキャンペーンなどイベントごとの発信に適している
●メリット
・リアルタイムかつ拡散性の高い情報が伝達可能
・ユーザーと近い距離間で気軽にコミュニケーションをとることができる
● デメリット
・炎上リスクが高い
・定期的な運用をする必要がある

③Instagram
● 特徴

・国内月間アクティブユーザー数は3,300万人(2023年10月時点)
・10代~20代の70%以上が利用している
・画像や動画などのメディアを投稿することができる
・インフルエンサーマーケティングにより、数万人を超えるインスタグラマーのフォロワーに対して企業や商品のプロモーションを行うことができる
●メリット
視覚的に商品特性などを訴求することができる
・ハッシュタグを活用して興味関心度の高いユーザーに投稿を表示できる
・コメント欄だけでなく、ストーリーズやインスタライブなどコミュニケーションをとれる機能が多い
● デメリット
・ほかのSNSよりも拡散性が低い
・年配層へのアピール効果は薄い

④Facebook
● 特徴

・国内月間アクティブユーザー数は2,600万人
・ユーザー層としては30代~40代と比較的高めの年齢層のユーザーが多い
・匿名性が低いため、公式ホームページとして利用している企業もある
・toB向けや経営者などの個人的なやり取りも多い
・期間限定のキャンペーンよりも長期に及ぶイベントなどの発信に適している
●メリット
・匿名性が低いためほかのSNSと比べて炎上リスクが低い
・投稿できる文字制限が6万字のため自由度が高い
● デメリット
・より正確で公式性の高い情報を発信しなければいけない
・若年層向けの情報発信には向きづらい

⑤TikTok
● 特徴

・国内月間アクティブユーザー数は約950万人(2023年10月時点)
・10代の女性と20代の男性が特に使用している
・15秒~30秒ほどの短い動画コンテンツ
・視覚的・聴覚的にアピールすることができる
・商品訴求だけでなく、採用のために運用している企業もある
・たくさんのフォロワーがいなくても「おすすめ」のフィードからバズる可能性がある
●メリット
・若年層を中心にアプローチすることができる
・企業アカウントが一般の投稿となじみやすいため宣伝や広告のような違和感を与えずらい
・プロモーションのためにTikTokを開設してもコンテンツ次第では短期間で爆発的に情報拡散を行える
● デメリット
・バズった投稿があったとしても直接アカウントをフォローしてくるユーザーが多くはないので、フォロワーを増やすことが難しい

■SNSを運用していく上での注意点

企業がSNSを運用していく上で以下の注意点が挙げられます。

①手間が増える
SNS専門担当者を配置をしたり、外部へ委託したりすることができなければ普段の業務に加えて自分たちで運用しなければいけません。
必然的に手間が増えてしまいます。
他社のアカウント運用を参考にしたり、負担を軽くする工夫があるとよいでしょう。

②投稿など定期的に運用しなければいけない
新規にフォロワーを獲得するため、フォローしてくれたユーザーを離さないためにも、定期的に投稿を行う必要があります。
商品特性や企業の特徴を伝えるために、コンテンツ内容を考えなければいけません。
ユーザーが分かりやすく興味を持つ内容を作成するよう心がけましょう。
また、企業情報は変わった際など細かな情報に齟齬がないかの確認も定期的に行いましょう。

③炎上のリスクがある
「炎上」とは不適切な発言や表現により、ユーザーから批判の声をうけトラブルにつながることを指します。
SNSを運用していく上で最も気を付けなければいけないことは、この「炎上」リスクを避けなければいけないという点です。
企業のSNSが気を付けるべき炎上しやすい項目以下の5つとなります。
・商品・サービスの過失
・誤報掲載
・不祥事・スキャンダル
・クレーム・批判
・不適切な発言・行為・失言
マイナスな情報は拡散力が高く、企業に対する信用を一瞬で失ってしまいます。
ネガティブな表現を避け、適切な言い回しかどうかダブルチェック等を行ってから投稿するようにしましょう。

④効果が出るまでに時間がかかり、長期的な戦略が必要となる
アカウントを設立した後には、友だちやフォロワーを1から獲得しなければいけません。フォローしてくれるような投稿を行うことは時間がかかります。
SNSの特性上、フォロワーを増やすことでより多くのユーザーに投稿を見てもらえるという特徴がありますので注意が必要です。
ただ投稿するだけでなく分析と検証をする必要があります。
現状や流行を把握し、ユーザーの役に立つ魅力的なコンテンツを作り、投稿の都度分析や仮説検証を繰り返すことを継続的に活動することが不可欠です。
ネットでは顔が見えない分より丁寧に接する必要があります。長い期間をかけてファンを獲得し、成果を高めていくものだと心得ておきましょう。


今回は企業が行うSNSについてご紹介しました。たくさんのメリットがありますので、うまく活用できれば商品や企業の特徴を多くの方に伝えることができます。
多くの注意点も踏まえたうえで運用をすればたくさんのフォロワーを獲得できるはずです。
それぞれのSNSによって特性も異なりますので、自分たちが伝えたい内容はどのSNSとマッチするのか考えたうえで運用してみてください。

以下参考ページ