見出し画像

今、出来る、精一杯。

遂に…小学館から刊行されました。
『今、出来る、精一杯。』
劇作家/根本宗子さんの小説デビュー作。

自分自身、初演・再演を
リアルタイムでは観れていない。
【初演】月刊 根本宗子 第7号 ※約9年前
2013.3/06(水) ~3/12(火) 下北沢・駅前劇場
【再演】月刊 根本宗子 再び第7号 ※6年半前
2015.10/23(金)~10/30(金)  中野・テアトルBONBON
この時は、まだ劇作家の根本宗子さんに出会えていなかった…。
(出会っていたら、また人生が変わっていただろうなぁ)

この作品に初めて出会ったのは…。
『今、出来る、精一杯。』(新国立劇場 中劇場)
2019年12月13日(金)〜19日(木)
新国立劇場 中劇場 ​
作・演出 根本宗子
音楽   清 竜人

【あらすじ】
東京都三鷹市のスーパーマーケット
「ママズキッチン」で働く人々は皆どこかヘン。
しかしもっとおかしいのは毎日この店を訪れ
「お弁当をタダでくれ」を叫ぶ車椅子に座る女だった。言葉を聞き入れてもらえない少女、自分の意見を捨てた女、完璧に見えるバイトリーダーに、他人の人生を壊してしまった男…。

「黙ってれば、自分の意見を持たなければ、
嫌な思いもしませんから」
――バックヤードで繰り広げられる
言葉の応酬と傷つけ合い。
めんどうな12人の人間が
曝け出した感情の先に希望は灯るのか。

【読了後の感想】
自分自身は、時間をかけて読むというより。
(短時間で読み進め)
紡ぎ上げられた言葉を一度自分の中に取り入れ。
感情と思考を咀嚼していこうと読み進めてみた。
感情の物語であるがゆえ…
数学の様な明確な答えは存在しない。

世の中には様々な感情や思想が存在する。
その事は、当然避ける事は出来ない。
しかし、
受け止めなければいけない訳でもない。

登場人物に共通するのは、
『今、出来る、精一杯。』に生きること。

人生は、複雑な要素で
構成されているようにみえて…。
精神衛生の安定思考は、
シンプル イズ ベストであり。
生きやすさの為には、
感情・思考の強度の方が重要なのかも。

人生は、
『人と比較するものではない。』
そして、
『優劣をつけるものでもない。』

自分自身に誇れる人生になるよう…
『今、出来る、精一杯』
生きていこうと改めて思った。

【ふと思ったこと】
小説と映画、どっちを先なのが好きか?
みたいな議論があるかと思うけれど。

演劇と小説では、どう違うのか…。
どういう感情を抱くのか?
興味を持っていたが…。

・文字情報(文章)を脳内で変換する良さ。
・自分自身の間(スピード)で進められる良さ。
個人的には、良い感覚だった。

これからも、根本さんの作品を
楽しみにしております✨

長文となりましたが、
最後までお読み頂きまして、
ありがとうございます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?