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フラワービジネス日記

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花業界について書いているnote無料記事の置き場です。お気軽にご覧ください。
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#花

花と緑の企画屋さん「ボタニカルディレクター」というお仕事の魅力に迫る

このnoteは花と緑の企画屋さん「ボタニカルディレクター」というお仕事について綴った記事です。実績などの活動記録も残していきますので、随時記事が増えていくという特徴があります。 また、花と緑の社会実験室「soe!」というコミュニティで一定期間活動をしたら、その先に認定させていただくことを構想しています。ボタニカルディレクターという働き方が選択肢の1つとして定着する社会を目指します。 無料部分はどなたでもご覧いただけますので、興味が湧いた方は一度こちらを覗いてみてください。

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ほら、お客様だって変わってきてるんだよ!

今日はギフトのシーンにおいてもお客様(お花をもらう側)の心境っていうのは変わってきているんだよいうお話についてしたいと思います。 何かお祝いってこというと、贈る側が、もちろん「おめでとうございます」とかお祝いの気持ちを贈るわけですけども、一方でそれに対しては何も言えないみたいな雰囲気もあるじゃないですか。せっかくいただくものだからとか、黙って受け取るしかないと。むしろ黙って受け取りなさいと。それが日本人の心みたいな、そんな感じ。 それについてとやかく言おうものなら「何事だ!

プラットフォーム化して1年経過した現在地

昨年2022年の7月にHANAMUKE for bizとしてフラワーギフトの取りまとめを仕組み化したプラットフォームをリリースして、早1件が経過しました。   一言で言うと、現状「全然まだまだ」っす。。 言葉だけではわかりにくいと思いますので、数字の面でも現在地を共有しておきたいと思います。 数字から見る現在地 これが現在地です。 法人フラワーギフトの平均単価って、おおよそ15,000円前後なので、そこから考えてみても、大体予想の範囲に収まっています。 ただ、実際にご利用

個人でできないことをするために組織がある

当然一人でできることなんて限りがあります。 それが良い悪いではなく、限りがあるというお話です。   もちろん、1人の方がフットワークも軽いし意思決定も早いし気軽です。 でも、どこかを目指そうと思った時には限りが出ます。 というか、そもそも1人でできていることなんてほぼない。 1人で活動(主に仕事)しているつもりでも、必ず誰かの助けを得ている。 僕は1人でできる範囲の仕事にあまり興味がありません。 まだ1人会社だから「今は」まだその状態だけど、 会社が目指していることは組織

価値観が多様化しているだけに

価値観の多様化については説明するまでもないですが、 その時代に合わせて提供する商品やサービスも いかに変化させられるか? ただ、それに合わせてたら それこそ商品やサービスが多岐に渡りすぎて現実的ではない。 だから「俺はこう思う!ドヤ!」って主張が 大事かなとは思っているんだけど、 それに対して賛同できないなら買わなきゃいいだけだし、 一方で強烈に共感する人がいるかもしれないし。 いずれにせよ「特徴」「主張」を明確にすることは 多様化している時代だからこそ必要だなーって感じ

NFTを活用できそうなことを考えている

昨年から爆発的にWeb3界隈が盛り上がりを見せているように感じています。僕が所属している花卉園芸業界は、この手の情報にはとっても疎いので、ベクトルをそっちに合わせたら気がついたら時代から遅れをとってしまった汗ってことが起きてしまいそうなので、視線は常に外に向けています。 ただ、どんなに盛り上がりを見せていてもあくまでツールです。 手段です。 今日の本題のNFTも手段やツールでしかありません。 目的にはなり得ない。 ここは絶対に間違わないようにしたいと思います。 その上で、

「もし、えんとつ町にお花屋さんがあったら・・」をイメージした写真集

「えんとつ町のプペル」は、もはや説明不要の日本を代表するエンターテイメント。 このページはそのイメージをAIアートで描いた写真集です。 「こんな花屋さんあったら素敵だなー」 「店員さんはもはやキャストだな」 「入場料払っても入りたい花屋さんかも」 そんな妄想を繰り広げています。 店内・外観・人物・配達に使う車など、実際に花屋さんにあるものを 描いていきます。 お楽しみください。 店内 ちょっと雰囲気変えて

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プレスリリースアワード2022結果

PRTIMES社が主催するプレスリリースアワード2022が開催され、廃棄されるはずだった花の茎を活用した商品開発プロジェクト「STEMN」(ステムン)のプレスリリースで今年初めてエントリーをしました。 ▼プレスリリースアワードはこちら ▼STEMNはこちら ▼エントリーしたプレスリリースはこちら 結果 1,412社という昨年の約3倍のエントリーがあったそうで、そこから審査員の方が厳選した44社が、8つの賞のノミネートとして最終審査に残ったわけですが、STEMNはなん

切り花消費額の推移

こちらは総務省統計局による切り花消費額(2人以上世帯)のデータです。 花卉園芸新聞にも同じデータが掲載されていて、園芸との比較データが載っていたのですが、なぜか画像添付できず・・ 多分業界関係者であればデータを見なくとも体感として感じていらっしゃる方も多いと思いますが、2000年からこの20年間の切り花の消費額は右肩下がりです。。。具体的には約30%マイナス。。 年間消費額が8,000円を割り込んでいます。 ちなみに園芸は全体的には消費額が下がっているものの、この2年は

GreenSnapさんとのトークセッション

先日、Greensnapさんとのトークセッションを開催しました。 ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。 「花と緑の業界が面白い理由」 というざっくりしたテーマだけを設定して、あとはそれに紐づくお互いが日々実践していることや感じている課題感、そしてこれから仕掛けていきたいことなど、フリートークでお話をさせていただきました。 本当にあっという間の90分で楽しかったです。 澤田さんありがとうございました。 ずーっと話しっぱなしだったので、運営視点から見るとスライド

新しいプロジェクトが動き出しました

まずは最近の活動報告です。このところずっと展開しているHANAMUKEというサービスですが、BtoBフラワーギフト。法人のフラワーギフトですね、それにおいてもらった側がお花をたくさんいただいてしまったことによって発生している困りごとを解決するためのサービスです。 結果として送った贈った側も喜ぶし、関わった花屋さんも喜ぶ三方良しの新しいフラワーギフトの仕組みを提供しております。こちら今案件が動いてるものも数件ありまして、GW中に納品予定なのですが、こうして実績がついてくるとで

花ってエンターテイメントだってことに気がついた

僕はフラワーディレクターとして2018年から丸3年間活動してきました。 その中でずっと感じていることは「花や緑はもっと自由でいい」です。 どういうことかというと本来花や緑はもっと人と密接なはずで、それを扱うのは花屋さんを含めた業界の人じゃなきゃダメなんてルールどこにもありません。どこかそこに垣根ができてしまい、どこか高貴なもの・敷居が高いもの、そんなイメージを持っている方も多いような気がしてなりません。 花屋さんというお仕事だって、ビジネスモデルの1つに過ぎません。花を扱

花の生産者さんの想いだって届いて欲しい

例えば果樹栽培している農家さん、お米の農家さん。食べ物を生産している農家さんがご自身の想いやこだわりを綴ったホームページやPRチラシ等はよく見かけます。直接お客様にその想いを届けるからこそ伝わりやすく、伝わるからこそ購入に繋がりやすい。「応援したい!」って気持ちに素直になりますよね?そして農家さんは常に自然とどう付き合っていくか?そのご苦労もあるわけです。だからこそ余計に応援したい。 これは花の生産者さんも全く同じなんです。 花の生産者さんも愛情やこだわりを持ってお花を生産

コンサマトリーという概念に出会いました

みなさんは「コンサマトリー」って知ってますか? お恥ずかしながらなのか知らなくても恥ずかしくないのかわかりませんが、つい最近覚えました。 調べてみるとこんな感じです。 「コンサマトリー」とはアメリカの社会学者タルコット・パーソンズによる造語。「それ自体を目的とした」「自己充足的」を意味する なるほど。わかるようなわかんないようなです汗 僕がこの言葉に出会ったのは、こちらの本を読んだからです。 超ざっくり言うと、「ビジネス」と言うのはもはやその役目を終えているのではない