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フラワービジネス日記

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花業界について書いているnote無料記事の置き場です。お気軽にご覧ください。
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#フラワーアーティスト

花と緑の企画屋さん「ボタニカルディレクター」というお仕事の魅力に迫る

このnoteは花と緑の企画屋さん「ボタニカルディレクター」というお仕事について綴った記事です。実績などの活動記録も残していきますので、随時記事が増えていくという特徴があります。 また、花と緑の社会実験室「soe!」というコミュニティで一定期間活動をしたら、その先に認定させていただくことを構想しています。ボタニカルディレクターという働き方が選択肢の1つとして定着する社会を目指します。 無料部分はどなたでもご覧いただけますので、興味が湧いた方は一度こちらを覗いてみてください。

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2,300

Instagramに感じる不足感

こんにちは。JOURO(ジョウロ)代表の青木です。「虹ノアトリエ」という花業界専門オンラインサロンを運営したり、花と緑に関するサービスの開発提供をしています。 今や情報発信は当たり前の時代で、自分のブランディングに合わせて使うツールを選定したり、若い世代ほどもはやそれをドレスコードのように当たり前にサラッとこなしているそんな時代です。 そんな時代において花業界で最もポピュラーな発信ツールといえば、やはりInstagramでしょう。何せ花や緑のとの相性がすこぶるいいですよね

正解を提示する時代の終わり

「〜に困ったな・・」 そう思った時に真っ先に取る行動は、辞書を開くですか? それはもう昭和の時代の行動パターン。まずインターネットを検索しますよね?ググればある程度の情報は出てくるし、しかも無料でその情報にリーチすることができる。 情報ではなく具体的に問題解決してくれそうな商品だってAmazonで検索すれば何かしら商品が出てきます。 だから情報がなくてわからないとか、知らなかったという場合には、実はほとんど検索していないというケースが多いんじゃないかなって思ってます。

文明開化の音がする〜

明治初期の日本は西洋文化を積極的に取り入れることで、それまでの習慣や制度を大きく変化させたのは言わずもがななので特に触れませんが、その様子を捉えた言葉として、こんな言葉がありますよね。 散切り頭を叩いてみれば文明開化の音がする ざっくりいうと、それまでちょんまげ文化だった日本。散切り頭の人こそ文明開化の波にのり進んでいる人だ。的なことを表現した言葉です。政府指導のもと、近代化を進めようとしても、頑なにちょんまげにこだわった人も沢山いたそうで、現代でもよくあることだなって思

オンラインサロンという生き物

2018年3月に立ち上げて、早2年が経過。 この間、ずっと低空飛行をし続け、右へ左へ彷徨いながら、着陸だけはしないようになんとか飛び続けています。 おかげさまで今現在は200名以上の方が参加してくださり、ここ最近参加リクエストも増えつつあります。ありがとうございます。 名称も200名突破を機にフラワービジネス2.0から「虹ノアトリエ」に変更しました。元々の名前は、すごくビジネスライクな名前でしっくりはきていませんでしたが、そのまま放置してきてしまったので、いいタイミングで

リズムが異なることで生まれる非効率

分業が益々浸透していく。 例えばプロ野球のピッチャー。 以前は先発するピッチャーが完投することが一流のピッチャーの証的なところがあったが今は違う。 先発→中継ぎ→抑えというように1試合を専門家集団によって組み立てる方向に完全シフトしている。そうなると、力配分も変わってくるし疲労の蓄積も変わってくるし、故障しにくくもなるし、チームとしての連帯感も強まるし、メリットが沢山生まれるように思う。 営業職という仕事 別の職業の話をします。僕は新卒で入った会社から今まで営業に関す

変わることが当たり前という前提をもつ

過去誰も経験したことのない、コロナさん対応。 世界中が振り回されっぱなしで、ストレスがいよいよ溜まってきて、あれやこれやと他人を批判するコメントやツイートが絶えません。(こういう時にこそその人の本性が見える気がしてなりません) でも、経験したことないんだからやってみなきゃわかんないんだし、やってみたらやっぱ違う!ってことなんてザラにあると思うんです。 朝令暮改じゃないけど、朝言ったことが夕方には180度変わることだってありうるし、VUCAな時代というのはそういうもんなんだと

いかに身軽な自分でいれるか?

VUCAな時代。どんな変化が起こるか読めない。 ちなみに、VUCAとは? Volatility(変動) Uncertainty(不確実) Complexity(複雑) Ambiguity(曖昧) 簡単に言えば「予測できない時代」ってことかな? 今までって、データを元にしたいわゆる勝ちパターンがあったと思う。だからマーケティングや成功事例をもとに、それを自分のビジネスに落とし込むことで成功を目指してきた。 ただ、データは大事だけれどあくまで過去のもの。それが行きすぎてい

花の魅力に胡座をかいてはいけない

「STAY HOME with FLOWERS」 こんな時だからこそ、おうち時間をより充実したものにするためにもお花を飾りましょう!というPRが業界全体で盛んです。 お花はコロナだろうがインフルだろうがなんだろうが、どんどん咲き進んでしまいます。だから、誰か貰い手の元に届かなければ、行き場を失った花が溢れかえり、大量の破棄につながってしまうという問題も孕んでいます。食品ロス問題と近しい問題かもしれませんね。 世界一のお花の生産大国オランダでは、大量破棄問題が勃発していま

アートが素晴らしいと思う理由

いきなり結論から言いますと、アートが素晴らしいと思う理由は正解がないこと。だから争いが起きない。みんな正解。 一つのアート作品について、俺は私はこう思う!って価値観をそれぞれが持ち、それぞれの価値観を認め合う、なんと素晴らしい世界なんだろうってほんと思います。 これについて前回こちらの記事でも少し触れましたが、今日はもうちょっと深掘りしてみたいと思います。 アートの定義過去記事で何度か触れていますが、再度書きます。 アート=問題提起 デザイン=問題解決 これ、すごく

過去を参考にしていい時代とそうでない時代

全く先が読めない。 コロナの影響でまさにそう感じています。来週はどうなっているのか?すらもわからない。刻一刻と変わる状況の中で、足元にある仕事とどう向き合うか?苦悩されている方は多いのではないでしょうか? VUCAな時代Volatility(変動) Uncertainty(不確実) Complexity(複雑) Ambiguity(曖昧) この頭文字をつなぎ合わせた造語で、これらの要因により、現在の社会経済環境がきわめて予測困難な状況に直面しているという時代認識を表す言葉

一億総アーティスト時代

最近、「アートとは?」をすごく考えることがあります。 で、その延長で花の仕事を考えた時に、「花屋さんってアーティストだよな」って、自分の中では腑に落ちたんですけど、それに関しても最近記事書いていますので、よかったらご覧ください。 で、アートと対比で出てくる言葉が「デザイン」です。この定義をはっきりさせておきますね。 アート・・・問題提起 デザイン・・・問題解決 僕はこのように定義しています。これに異論があろうがなかろうがこのように定義しています。 となると、花屋さんの

大きな目的の下では小さな目的は手段になるという話

大きな目的の下では小さな目的は手段になる。 例えば小さかった頃を思い出してみる。嫌だったあの学期末のテスト、当時勉強する目的はこの学期末のテストで良い点を取ることだった。そして良い点を取れば通知表の点数も良くなるので親にも褒められる。それが目的だった。でも中学生になると自分が入りたい高校に入るためにはその基準を満たす点数を取らなければいけない。そのためにテスト勉強を一生懸命頑張る。つまり、目的が高校に入学することで手段がテストで点をこと。 じゃあなぜその高校に入りたいのか

データ偏重が生み出すつまらない世界

データ。 確かに大事だと思うし、無視はできない。それによって未然に想定できるリスク回避をしたりと、そのデータが生み出す価値は大きいと思う。 「データって、そもそも何?」 改めて辞書を見てみるとこう書かれている。※goo辞書より 「物事の推論の基礎となる事実。また、参考となる資料・情報」 大事なのは、「事実」ってことかな。 こう思う、とかじゃなく事実がそこにあって、その事実を元にこれからの行動を選択する。 うん、とても大事だと思う。でもこの記事では、あえてそこに疑問符を