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【帰り道に、自分でも驚くほど、涙が止まらなかった】

高校3年生の息子の野球部でブログが始まり
3年生の選手たちの『ぼくの野球人生』
という文章がアップされた。
 
旦那が野球をやり続けていることもあり
息子は、2歳くらいボールやバットで
遊び始めるところから
彼の野球人生を書き始めていた。
 
小学生になってからは
夏休みの自由研究からは
歴代選手のデータを分析し
選手に登用されやすい守備や
ランキングで上になれそうな結果
などを結論づけ。
 
ドラフトの時期は、
前日から日刊スポーツを買って
新聞社の予想、自分の予想を
ノートに記入してから
ドラフト会議を全部見て
答え合わせ。
 
小4から野球チームに入り
中学校も、高校でも
野球三昧の日々を過ごしてきた。
 
怪我にも悩み
背の高さほどのパワーが
無いことを、
毎日毎日の食トレ、
ストレッチ、筋トレなど
本当にコツコツコツコツ
やってきていた。
 
自分の息子ながら
本当にすごいなぁと思っていた。
 
しかし、現実は甘くない。
息子の高校の野球部は
年々部員が増え、只今49人。
ピッチャーも多い。
 
予備選ではレギュラーだったが
高校最後の甲子園へと続く
夏大会のベンチ入りから外れた。
 
変更可能な1週間も粘った。
しかし、選手変更はなかった。
 
そのエピソードの中に
書いてあったのが
タイトルにも残した
「帰り道に、
 自分でも驚くほど、
 涙が止まらなかった」
というくだり。
 
そう言えば、当日の帰りが
遅かったことを思い出す。
 
いやはや、ヒリヒリする。
そこからモヤモヤだ。
そもそも
レギュラー落ちしたことも
直接は聞いていなかった。
(旦那が息子に確認したら
 旦那から伝えて欲しいと)
 
数日後の夜遅く、私は旦那に
「あーー代わってあげたい。
 私がガンになった時
 あー自分で良かったって
 思ったんだよね。
 自分なら自分で対処すればいいから」
 
ここで旦那が一言。
 
「凪(息子)も同じこと思ってるかもよ」
 
そうか。さらに、
私も同情なんかして欲しくなかった。
根拠のない「大丈夫」があればよかった。
 
と、ココまできて、コーチとして気づく。
 
あーーーーーー。
 
私が起こしていたんだ。
 
私は、中高ソフトボール部でした。
たいして運動能力が高くないのに
身長が高いというだけで
ピッチャーを任命され
(ピッチャー志願多数いたのに)
低学年から試合に出してもらい
中高一貫校だったこともあり
中3でも高校チームでも投げていた。
試合に出るのは当たり前、
さらに、多少嫌々出ていた、、、
 
毎日毎日練習を重ねても
レギュラーになれなかった仲間の
気持ちなんて、ちっともわかってない。
 
みんなのサポートもあって
毎試合マウンドの立ててたのに
レギュラーになれなかった
仲間の想いを背負ってやる
という気持ちがなかった。
 
そして今、自分ではどうしようもない
息子の話として、体験させられていた。
なんだか、涙が止まらない。
 
目の前に起きていることは
全部自分で起こしている。
闇の出来事の裏には光がある。
 
前を向いていこう。
 
Go Forward!!

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