見出し画像

まずは得意に気づくことから

子どもは親を選べない、のではなく、この世に生まれる前に親を決めてきた、という説を信じている。そして、生まれた日も決めてきていると思う。じゃあ、計画出産はどうなんだ、と言う人がいるが、これも、決めてきた日ということ。真偽は定かではないが、中国では占星術によって皇帝の誕生日が決められていたから、または帝王の数字4になるために、その日に生まれさせたため、その名前が帝王切開となったという説もあるくらいだ。

生年月日から20個以上のことがわかるのだけれど、私の場合、まずは“自分が本当に得意なこと”に戻るようにしている。得意なことって、簡単にできちゃうことだから、それが得意と気づかないことが多い。でも、簡単にできちゃうのだから、それを知っていた方が楽だし、ブレないでいられる。これまでのことを振り返ってみると、自分の得意なことを使っている時は、ステップアップ出来たタイミングであることが多いのがわかる。

うちの息子の場合は、共感力と決断力が高い、のがわかるのだが、実際、小さい頃から、決断にはブレがない。芝生の広い2つめの保育園も、校舎が充実している小学校も、自分で決めていた。“得意なこと”はわかっていたので、小さい頃から選択肢だけ渡してきた、というのもあるかもしれないけれど、決断力が得意でない子であったなら、同じように育てても、決断力がつくとは限らないと思う。“得意なこと”には、新しいことに物怖じしない、音や絵から想像力が膨らむ、ルール通りにコツコツと継続できる、直感が鋭く一人遊びが好き、その場のバランスを取るのが上手、などなど、いろいろある。

この“得意なこと”は仕事にも使える。提案相手が理解しやすい方法がわかるので、提案の内容をイメージ重視にするのか、エビデンス重視にするのか、同じ提案であっても方法を変えていくことで、うまく進められるのだ。

生年月日からわかることを知っていることで、クイズの答えがわかっちゃうのとは違うけど、自分がわかり、自分とは違う他者を理解することができて(受け入れるということではなくて、そういう人なのだと受け取ることはできる)、人間関係を無理なく築いていくことができ、日々のリズムがわかると、今日を満喫できると思う。たとえ困難にぶち当たっとしても、それに立ち向かえるし、準備もできる。ドラえもんが持っている道具だとしたら、かけると全部見えちゃうメガネみたいな感じ。見えちゃうけど、解決するわけじゃないから、努力は必要、それが人生。笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?