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JOURNEY 草薙亮

少しでも長く、大切に

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形になったときが完成ではなく、使い込んで風合いがでて初めて完成と言えるものを目指しています。
革の風合いを心ゆくまで楽しめるよう、丈夫な製法と丈夫な素材を選んでいます。
丈夫に作れどモノは壊れるもので、もし不具合が出た場合は縫い直しなどの修理をします。また使っている間に生活スタイルが変われば、生活に使いやすいようリメイクをしたりと、素材を最大限楽しめるお手伝いをしています。

こんな場所で作ってます。

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使い手の顔が見える環境でモノ作りをしたくて、埼玉県川口市に工房兼店舗を構えています。
使い手の方とお話をして、バッグのストラップの長さをお好みに合わせたりご要望をお聞きしてから作ります。
お店のある敷地「カワグチシンマチ」ではカフェ、雑貨、菓子、ベーグルなどのお店が並んでいます。

カフェ senkiya

ベーグル iiet bagel

ものづくりの相棒

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JOURNEYでは、ほとんどのモノをサドルステッチという手縫いの製法で縫っています。
この丈夫な製法に欠かせないのが「菱目打ち」
縫う場所に菱目打ちをあてて、ハンマーで穴をあける。
ほつれにくいように糸にロウを引く。
その糸の両端に針をつけて、ひと針ひと針縫っていく。

ミシンでダダダっと縫えば一瞬だけれども、手縫いにしかできない繊細で丈夫な手仕事が好きです。

ハマっているもの

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この仕事を始めて間もない頃の冬、かじかむ手を温めた石油ストーブを使って始めたのが焼き芋作り。
いろんな品種を試し、石焼き、壺焼き、オーブン焼きなどいろいろなことを試しました。その結果、ここ数年で確立した焼き芋のレシピを記します。

いきついた品種はほくほく感とねっとり感のバランスがよく、とても甘い「紅はるか」

さつまいもの選び方も重要で、基本的に太って丸々としたものが美味しいです。痩せているもの、シワの入っているものはあまり美味しくない印象です。
保管は10〜15度で、土のまま新聞紙で包み、熟成させるとさらに甘みがのってきます。5度以下になると糖度が下がってしまいます。

新芋は甘みがのっていないので、12月頃以降にすでに熟成された芋を買ったほうが間違いがありません。

焼き方
さつま芋を焼く直前に洗い、ホイルで包む。
新聞紙は使わない。
余熱で温めたオーブンに入れ160度で90分。
半分ほどの時間で裏返す。
オーブンなどの種類によって設定温度は変わります。
さつまいもはおよそ70度で甘みが増します。
基本は低温で長時間。
調理時間とのバランスで、うちのオーブンでは160度で90分となりました。
これでねっとり甘い焼き芋のできあがりです。
(もう少し温度をあげて時間を短くすれば、ほくほく系になります。)





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