見出し画像

教員というお仕事を一旦離れることにしました

「毎日を主体的に過ごす手帳・ノート術」をテーマに発信しています。satomiです。

私ごとですが、先日14年間ほど勤めてきたお仕事に一旦の区切りをつけました。

今までお仕事について詳しく書くことはあまりしてこなかったのですが、教員として中高生に化学を教えていました。

私の教員生活に関わってくださった方々には、感謝の気持ちでいっぱいです。



14年間、このお仕事をする中で感じたことは「主体的に取り組むことがいかに大切か」ということ。

生徒も様々なので、今やるべきことが明確になっている生徒もいれば、そうでない生徒もいます。



教える側になると「今やらないと、苦労するのはあなた自身なのに…」と思いますが、じゃあ自分が学生の頃はどうだったのかといえば…

明らかに「やらないとまずそうだから勉強する」という”受け身姿勢”だったなと思います。

自分が好き好んで始めた部活動なんかは積極的に取り組んでいましたが、勉強に関しては「自分で選んだ」「自分に必要だからやる」という感覚は薄かったなぁ、と
(なので、中高生の段階で将来を見据えて一生懸命進んでいる生徒たちには、本当に「凄い」の一言でした)。





日本にいると、高校に行くのは「当たり前」という感覚の人が多いと思います。

義務教育は中学までですが、大学生・院生の多くが卒業後に「企業への就職」を選択するように、「高校進学」はオーソドックスな進路の一つではないででしょうか。

私自身も中学卒業後、「当たり前」のように高校進学を選んだ一人です。

学生なので、100%本人の意思のみで進路を決める…というのは難しいと思います。

でも、この「周りのみんながそうだったから」という感覚が強すぎてしまうと、勉強ひとつとっても「やらされている」「面白くない」になってしまうんだなとこの仕事を通じて感じました。



たとえば、問題を解く時間があっても自分で考えずに解説の時間を待ち続けてしまう。

試験や行事など自分が関わる予定なのに、周りにお任せで把握しきれていない。

テストがあっても、「ここだけやれば合格点」のポイントだけを勉強して本質的な理解を蔑ろにしてしまう。


学生はめちゃくちゃ忙しいので、全てにおいて全力投球は難しいと思います。

それでも、同じ「行事や部活に取り組む」「勉強する」なら、少しでも楽しく、少しでも今後の自分のためになるような…そんな向き合い方が大切なんじゃないかと感じました。



で、じゃあ私は教員として何ができるのか?と考えた結果。

なんとか”受け身で面白くない”状態の生徒も自主的に取り組めるような仕掛けを授業の中で作れないかなーと試行錯誤。

授業中の演習を「ワーク」形式にしてみたり、教員である私が全部手取り足取り教えて…という時間を減らして友達との相談タイムを設けてみたり。

授業を作りながら、”自主的、主体的ってどういう状態だろう”と考えながら勤めてきました。

これがどれくらい届いていたのかはわかりません。

でも、普段は座ってるだけ、板書を写しているだけ、の生徒がちょっとでも自分から勉強に取り組もうとしている姿が見られると、とても嬉しかったです。



今、私が発信している「手帳・ノートで毎日を主体的に、ご機嫌に過ごす」というテーマも、根幹はここに繋がっています。

勉強も、日常生活も、結局は自分がどれだけ”自分ごと”として捉え、積極的に取り組めるか

それが楽しさに繋がるし、時に”結果”という形で現れるのだと思います。

今後、またこの職に戻るかどうかは未定ですが、しばらくは「自分と向き合い、主体的に毎日を送ることの楽しさや大切さ」をお伝えしつつ、色々なことに挑戦していきたいです。

その一つとして、まずは学生向けにスケジュールを自分で管理することの大切さから伝えられると良いのかな?とちょっと考えています。


これからもどうぞよろしくお願いします!


最後までお読みいただきありがとうございました☆

***************************************************

satomiのLINE公式では、
手帳・ノートで毎日をご機嫌に過ごすヒントや
イベントのご案内を定期的に配信しております☆

こちらのURLから友だち登録お願いします!


***************************************************

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?