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夜が明けたら

これはコロナ禍の曲ですね。
コロナ元年くらいに着想を得て
一年位寝かせたんかな?
最初は仮タイトル渦 (うず)とかそんなんだった気がする。

丁度活動としては、
アルバムを作る妄想をしていて、時代を反映した曲が作れたらなぁと思ってた時期で。

ただ普通の曲作りにも飽きてた頃で。
あ、そうか、思い出してきた。
ギターの練習をわりかしちゃんとしてたんだ。

でその時にレギュラーチューニングの6弦だけCに落とす曲があって。
ギター置いてそのまま働いたりして、帰ってきてギター触ったらチューニングそのままで。
レギュラーのつもりでコード弾いたら、いつもと響きが違って、何々!?かっこいい。
って。

これ、曲作れんじゃね?ってなったんよな。
でも流石にこのチューニングで曲作る程、展開広げれるかな、って思ってたら
結果、
多分持ってる曲の中で一番展開の多い曲になってしまった。笑

てゆか、調子乗ってギターソロ作ったもんな。
このチューニングだったら弾き語りでもギターソロ弾けるやん。ってなった。笑

あとやっぱりバンドっぽい曲、作りたい気持ちはこの時もあって、まぁ、もう、あからさまな部分もあるから言っちゃうと、バンプとミスチルですよね。

特にミスチル感はね、大丈夫、コレはオマージュむしろ、パクリと言われず、それが伝わるくらいのものが出来たら良いかなと思って作った。

とか言いながら全然ミスチルの曲になってしまうような心配もなかった。
だってチューニングがそもそも違うし。
俺が書いた曲だし。
それから、ほぼほぼのルートにあたる6弦が
何か普段と違う響きをしている、当たり前が当たり前じゃない、なんて感じが、描こうとしてるテーマにぴったりだと思った。

続いて歌詞だったり、曲を作った経緯に触れようかと思ったけど、
あえて隠したい部分もある。
そこの説明がないまま聞いた感想と、
あるのでは曲のイメージが変わってくるのではないかな、と思うからだ。
想像を膨らまして欲しい気持ちが強くあるけれど、むしろ知った人の反応も気になるところではある。

って事で、今回はそこに関しては有料にしようと思います。
なので、最後に回します。
有料部分は多分恋愛的な事を少し書きます。

とりあえず、話を戻そう。
コロナ禍真っ只中は本当に不思議な時間だった。
みんな大変だけど、ふるいにかけられてるような、時代の変わり目ってこんなに目に見えてくるのかと、驚いていた。
歌詞を考える時の一番最初のビジュアルイメージは鳴門大橋だった。

生活が変わり、
外に出れなくなって、
漫画を読んだ。
家で映画を沢山見た。
何故かSFをよく見ていた気がする。

もう、何の順番が先かなんて覚えていないけれど「海獣の子」という漫画が衝撃だった。
奈良は内陸県なのにとても海が恋しくなった。
泳げないのに。
少し話が逸れるが、
ここから海の近くで曲書いたらいつもと違う曲が生まれるんじゃねーのかな、
という気持ちがだんだん強くなり、
後に約2ヶ月間、住み込みで愛媛のみかん農園のバイトに行くことになる。

あとは歌詞にも出てくる、
ソダーバーグとタルコフスキー。
SF映画好きくらいにしかピンと来ない気もしたけど、これはもう本当に歌いたかったの。
口に出したかったの。
ないっすか?
何となく口に出したい名前って。笑

ミスチル先生がよく
ディカプリオの出世作なら〜とか
ビデオに撮ったショーシャンクの空にとか
やってるから俺も久々にやろーっと思ったのです。

久々に、というのはクラウディで一回やってるから。
多分それ以外に固有名詞出てくる曲はないは、、、ずぁ。あ。
(80%完成して放置している、モダンタイムスって曲はガンガン映画のタイトル歌うわ)


うちの祖父母は香川と大阪の十三に住んでいた。
今は両方ともばーちゃんが亡くなってしまったけど、小さい頃から大阪の方には良く車で行き来していて。
そうすると淀川を越える事になる。
夜の淀川超え。
梅田の高いビル群から大きな橋がかかっている風景が何故か好きで。
てゆか香川の時もそうか。
神戸の街並みが綺麗なんよな。

深夜になるとやっぱり車の通りも減る。
特にコロナ禍なんでもっと少なかっただろう。

何となく自転車を漕いでるイメージなんだよな。
巨大な橋と街を背景に小さな人間が1人黙々と会いたい気持ちでペダルを漕ぐ。。。

冗談混じりで放った言葉を今から本当にしてやるって。
淡々と。
希望だけを見据えて。

この曲は言うまでもない気がするけれど、
曲の始まりと終わりで時間が経過していくイメージで作ってある。
最後なんてもうしっかり朝だ。

きっと合流できて明るくなってるんだろう。
陽が昇ると当然だけど、暗いうちは川も海と繋がっているのかさえ不安になるくらい暗い。
だからやっぱり最初は不安なんだろうけど、橋を渡ったくらいで明るくなりかけてるんじゃないかな。
橋を超えたと同時に不安も払拭できている。
いや、でもここまで能動的な主人公を配置した曲はこの曲だけな気がする。
もしかしたら主人公の気持ちが昂りすぎてて、
温度差で相手はいい顔をしないかもしれない。
そもそも会えてないのかもしれない。
そこまではあえて描いていない。
どうぞ、あなたが続きを考えて下さい。



夜の時間の経過はとても不思議だと思う。
そして笑ってしまうくらいに自分の気分は時間につられる。
天気にもめちゃくちゃ左右される。

平たく言えば、必ず朝は来る、的な事を描いてるけど、描いた時期を考えると、
本当、今は外出自粛した方がいい、ってメディアでもずっと言ってたタイミングだがら、あの時にリリースしてたら
結構攻めた曲だった。

パレードって曲は
戸惑いながら群れからはぐれる2人の曲なのに対して、
夜明けは
惹かれ合う2人の一方が
会いたいという気持ちから、
長らく会えないバランスを自ら崩しにかかっている。

未来は自分で切り開く、そんな気持ちでコロナ禍に描いたこと。うん、忘れちゃいけない。

自分自身の成長も反映されてるのかもしれない。

この頃からずっと感情は水に似ていると思っている。コロナ禍も時代の渦だ。

だからなのか、最初からウェットさも意識して作った。


そう言えばホテルティンカーベルのnoteで、
発声的サブリミナル効果って書いたのをみなさんは覚えているだろうか?

こんな長文をここまで読んでくれた熱心な方は
覚えている人も多いはず。

そう、あれはね、

「肌、かさねあって」
「はだかさねあって」
「はだか」
が入ってるんです。笑

は?
そんな事?って思ったあなた。
歌詞には裸とは書いてないんすよ?
でもラブホの歌にはだか、の発音が入っている。
すると、歌詞カード見て聞いてる人じゃなければ、裸を連想するんじゃないかな、と思うわけです。
ちょとしたダジャレかもしれないけど、
めちゃくちゃよく言うと心理トリックよね。

って事で、僕はたまに意図的にこんな細かい遊びをしてる時があります。
流石に自分以外にコレをやってるって話は聞いたことがありません。
他にもやってる曲があったら教えて欲しいな。
ただの興味だけども。

で、この曲もやってます。
露骨に。
ヒントはコロナ禍の曲です。
コレ言うと簡単すぎるとは思うけど。笑

さて。
長々とありがとう。



以下有料。

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