21.06.23 サトウキビジュース

69.今日の一日
 起床してすぐ上位存在としての文脈の信仰可能性に思い至る。何も対策しないで受けたフランス語の試験は簡単だった。幼稚園から帰る四歳の妹を迎えに行ったら可愛かった。五限はまたサボった。これらはすべて僕の紡いだ、僕が物語る文脈であり、今この瞬間瞬間を導き続ける文脈だ。
 なぜ生きるかはわからない。が、結局生きてしまっている人間がどう生きるか、その規範の一つとして、幸と不幸とを喜劇と悲劇とに読み替え、その物語としての質を基準に「今まで」から「今」へと投機することができる、そしてその投機をやめたとしてもそのような物語に回収し落ち着けることができる文脈の思想は、信仰に耐えうる強度を持っているのではないか?

 もう少し考えてみます。

70.サトウキビジュース
 東大生協に「サトウキビジュース」という人を馬鹿にしたとしか思えない味のジュースが売られています。通称「キビ汁(きびじる)」。これがマジで不味いのだ。砂糖水って、名前の魅力に反してあまりおいしくはないですよね? 特に砂糖の量が少ない場合はうすら甘いばかりで不快ですらある。キビ汁はその中途半端な砂糖水に青のりを混ぜて、ついでにほんの少し腐らせてみたような味です。へらへら笑いながら購入していた同輩の井上君は泣きながら吐き出し、単語テストで一問間違うたびに紙コップに注ぎたされ授業後に一気に飲まされた生徒は青ざめながら家に半分持ち帰っていました。こんな商品があっていいのか。
 駒場キャンパス内で手に入る数少ない毒物です。ぜひお試しあれ。

↑Amazonでも売ってた

71.風呂
 最近引っ越しました。家広くなった最高! 風呂も広くなったもっと最高!! 風呂用品もすべて一新したので、毎回ホテルの部屋についてるバスルームに来てるような気分です。友人にもらったAYURAの入浴剤も良い香り。僕は基本シャワー派ですが、引っ越してから湯舟に浸かる頻度が格段に増えました。朝から一人浴槽を洗って勝手に入浴してます。るんるんです。
 と思ったら、洗剤つけてごしごし風呂洗ってるスポンジ、父のボディスポンジでした。ギャハハ。

 それにしても湯舟という体言はなんて素敵なんだろう。

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