見出し画像

介護職の経験談 #1「え!?どう言う事??」

介護のお仕事を始めて今年でちょうど20年目になります。
これから書く内容は僕が最初の介護施設を辞めて、新規オープンするデイサービスに介護長として勤め始めた頃の出来事です。

15年以上前の話です

昔はぶっちゃけ介護の現場は正社員、パートさん含めて女性スタッフがほとんどです。

新規オープンでしたがその職場も僕以外全員女性です。
しかも僕より年上、僕よりベテランのおばさまばかりです。

当時の僕は25歳。

しかも男性と言うだけで僕が介護長です…

僕は皆んな仲良く楽しい職場になるように笑顔でフレンドリーに接していました。

でも自分達より介護経験も少なく年下の若造が介護長ってだけで気に入らない人もいたようで。
意味もなくキツい言動で当たってくる事も多々ありました。
ミスをしよう物なら鬼の首を取ったが如く
「介護長なのに!」「介護長のくせにそんな事も知らないの!」などなど

ここまで言われると腹が立つと思いますが、僕は「こんな言い方しか出来ないのは可哀想だな」って気持ちの方が先にありました。

(↑こんな考えの僕も十分に変ですけどね)

どんどんキツさもエスカレートして行く中、さすがの僕でも意味が分からない事が起きました。

施設の申し送りノートに…

介護長はスタッフ全員が帰るまで帰らないで下さい。

と無記名で書き殴ってありました…

定時になっても他のスタッフが仕事をしていたら帰るな。との事。

まぁ、介護長なんだから手伝えよって事なんだろうなと思って、残業してるスタッフを手伝おうと思って何やってるのか見たら…

数人のおばさまがお喋りしながらメモ用紙を作っていたり、別の日はレクリエーションを考えると言ってデイ雑誌を広げるだけで、関係のない話しで盛り上がっていたり…

手伝いますと言っても「大丈夫です!介護長は自分の仕事をして下さい!」と言われます。

僕はもう仕事が終わったので手伝った方が皆んな早く帰れる事を伝えると、「私達だけでやった方が早く終わる」的な事を言われ、僕は事務室で終わるのを待っていました。

今思えば完全にイジメですよね。

終わっておばさま達が帰ったのは夜9時を回っていました。
もちろんサービス残業、ただただ僕への嫌がらせの為に週に2回程無駄な時間をお互い過ごしていました。

皆さん思っている事でしょう。上の人に言ってやれよ!
もちろん「施設長」に相談しました。
が、帰ってきたら返事は


お前がなんとかしろ「介護長だろ」

だいたい男が介護なんてするなよ、

営業しに行けよ!

……もうね、ビックリとかじゃないよ。
え!?どう言う事??

丸投げ?って言うかあなた僕の事、介護職で採用したよね?
男は介護するなって???

自分の中で何かが崩れるとか、何かが切れるって表現ありますよね。
まさにソレ。

元々この施設長、考え方がアレで「俺が白と言ったら黒でも白だ!」や「メシ食べるのが遅いやつは仕事ができん」など数々の迷言を言う人でした。

そんなこんなで、僕のやる気スイッチが完全にoffにめり込んでしまいまして…

わずか10ヶ月の短い介護長生活となった訳です💪

何度も言いますが15年以上前の話しなので、今となっては笑い話しですけどね。

介護士の離職理由No.1はスタッフの人間関係です。
どこの施設にもお局と呼ばれるお方が君臨し、それに付き従う従者がいて歪んだ組織図が出来上がってしまうんですよ。
介護を志して入社した若者がこの歪んだ組織に潰された光景を何度となく見てきました。

今はあの頃に比べると随分ましになりました。介護士不足が叫ばれ、1人でも多くの入社希望者を獲得する為、入社しても辞めないように本当に手厚く教えてもらえる環境になってきました。

それでも介護士は不足しています。
まだまだ世間のイメージは3k(キツイ 汚い 危険)それにプラスで給料が安いもあるでしょう。

どうか介護士に明るい未来を🙏

ヤバイ真面目に記事書いてたら着地点を見失った💧

今回は介護のお話しでした。
長々と書いてしまいました。読んでいただいた方には感謝致します☺️

自己紹介も合わせて見ていただけると嬉しいです♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?