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手術日当日



 手術当日。

 起床時に偏頭痛の兆候があり、処方薬のロキソニン、マクサルトを服薬し、洗濯物等家事を済ませ、外出準備をする。

 月に1度の不燃ごみの日と、週に2度ある生ごみの日が重なり、安易に、1度で全部済ませてしまおうとして、車で不燃ごみと生ごみを出し、そのまま病院へ行こうと判断した事が運の尽きで、生ごみステーションの車でごみ出し出勤勢とかち合い、道を譲る為にバックした時に、後方の安全確認と距離感が掴めたつもりでつかめておらず、持病の眠前の薬の影響が若干残っていた事に気付かず、丁字路の角の家の塀に逆突自損事故を起こしてしまったものの、事故処理をすると、病院の手術前の家族到着時間に間に合わなくなるのは明白だったので、人生初の当て逃げをして、心の中で「ごめんなさい」と何度も思いながら、朝の通勤ラッシュに巻き込まれつつ、何とか指定時間ギリギリで病棟に間に合った。

 手術後はICUに状態により、数日入る事になるので、個室の母の荷物を預かり、連絡用の院内専用PHSを受け取り、1階の家族待合室の和室で連絡が来るまで偏頭痛発作服薬していても恒例のように眠らないと発作が連続して起きるので、ガッツリ爆睡してしまい、連絡が来て慌てて、家族待合室のカギを受け付けに返し、生理現象には逆らえず沢山の荷物を持ちトイレに寄って行ったため、執刀医の田井先生を待たせてしまう失礼をしでかして穴があったら入って隠れたい心境だった。


田井先生からは、手術が順調に問題なく終わった事を告げられ、他に質問は無いかと訊かれたので、かねてから疑問だった
「新型コロナのワクチン接種は術後どの程度の期間を空けて接種してもかまいませんか?」
と尋ねると、これまでの患者は質問していなかったようで
『あ~、ワクチン接種がありましたね。コロナ対策担当医師に確認してみます』
と、快諾していただけたのでホッと一安心した。

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