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アイビスペイント 光と影(記事5)
今回はアイビスペイントを使ったイラストの描き方を紹介します。
必要なのはスマホと指と暇な時間だけです。
光と影を利用した絵はリアリティがあって、ドラマチックに見えやすいので、逆光で影になった人物はお薦めの題材です。
でも、人物のシルエットを描くのはなかなか難しいですね。
そんな時はアイビスペイントの「トレス素材」を使います。
画面右上に大量な「素材」があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1716789586870-6xfvjgwG0D.png)
今回は「トレス素材(全身)」から女性を選びますが、他にも手や足、背景など、いろいろな素材があるので、眺めてみるだけでも楽しいです。
素材を選べばあっという間に輪郭ができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1716789660847-mV3gffEbmr.png)
レイヤーを追加して「塗りつぶし」を使えば人物になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1716789790231-swqLQXmJPG.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1716789733949-oGm5mM0ctq.png?width=800)
トレス素材のレイヤーを消すと、塗り残しがあったり輪郭がギザギザしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1716789829916-xJUHT1C1bG.png)
ブラシを使って人物を整えます。ついでに髪の毛も加えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1716789904516-EHHb4qU6Ap.png)
ブラシは何でも大丈夫ですが、私は「エアブラシ」や「ペン(ソフト)」をよく使います。
人物ができたら背景を描きます。
レイヤーの「目」のマークを押すと、そのレイヤーを隠すことができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1716790062384-b8oxQu9DbZ.png)
空の描き方は以前紹介したので省きます。
水平線などを描く時は定規を使うと便利です。
今回の背景はこんな感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716790152252-TJYw2cR7TT.png?width=800)
最後は人物の輪郭を少し明るくします。
この時、「クリッピング」を使うと便利です。
![](https://assets.st-note.com/img/1716790208221-LbaNezkide.png)
新しいレイヤーを追加して、下を向いた矢印を押すと、上のレイヤーが下のレイヤーにくっつきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1716790332823-4lGQodGUbD.png)
これをやっておくと、上のレイヤーにいくら色を塗っても、下のレイヤーに描かれた形状から色がはみ出さなくなります。
(言葉で表現するのは難しいので、ぜひ実際に試してほしいです)
ブラシは「ペン(フェード)」を使うと、優しくてきれいな線が描けます。
![](https://assets.st-note.com/img/1716790406982-QobiI24NMQ.png)
ペンで色を入れたり消しゴムで線を細くしたり、を繰り返して、こんな感じになりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1716790557831-XoVjZP4HdO.png)
左下のマークを押すと、ブラシと消しゴムが入れ替わります。
いちいちブラシや消しゴムのツールを探す必要がないのでとても便利です。
あと、「背景が明るすぎる」とか、「軽すぎる」なんて感じる時は、「フィルター」機能を使ってイメージを変えることができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1716790690480-5DiSaanwD1.png)
明るさ、コントラスト、色相、彩度、明度、カラーバランスなど、いろいろいじってみるのも楽しいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716790754713-U9zYxFRHNm.png)
まあ、いろいろいじりすぎて最初の状態が一番よかった、ということもよくありますが…。
元に戻したい場合は、二本の指で画面に触れるだけで一歩前の状態に戻ります。
今回、駆け足の20分で描いたイラストがこちらです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716790828892-z4KlblPzwN.jpg?width=800)
以前、同じような方法で描いたイラストも掲載しておきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1716791485179-NPQuKc5hsJ.jpg?width=800)
人物はほぼべた塗りだけですが、背景を描きこんでいけば、画面に説得力が生まれます。
・・・ということで、今回は人物画(といっても影だけ)を紹介しました。
まずは簡単なところからやってみたい、という方の参考になればなによりです。
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