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沈んだ気持ちと向き合うこと

台風で休日ができた。

気持ち的に参っていたタイミングだったから、台風の惨状を見ると声を大にしては言えないけれど、臨時休暇はありがたかった。

けど心はそう簡単に落ち着いてくれない。
まただ、1日が終わりに近づいてくると、とてつもない焦燥感に追われて、胸が苦しくなる。
ベランダをぶち壊す突風と同じくらい、日々が過ぎていくことが怖く感じる。

今が沈み期だということはわかってる。
そんな簡単に立ち直れないことは知ってる。
いや、立ち直るというより、低空飛行がデフォルトな時期と表現する方が正しい気がする。

そんな沈み期の真っ只中だから、何かを期待しても仕方がないとはわかっているけれど、
この焦りはいつまで続くんだろうっていう息苦しさは、やっぱり何度感じてもキリがなくて。

元気になった時は何とでも思える。
なんだかんだ一歩ずつ進んでいくのが大事だよなって。あの時と比べたら今も十分頑張ってるじゃんかって。

けど沈んだ時はなかなかポジティブになれない。正確に言えば、ポジティブになろうと思えないのかもしれない。しんどくなってうずくまることはしんどいけれど、想像の範疇のことしか起こらないから、しんどくも選択が楽な道なんだと思う。

どちらかと言うと、どうせどっちを選択してもしんどいなら、進みたい道でしんどい方がいいっていう考え方だけれど、それでスッキリしない時もあるんだなってことに改めて気づいた。

どう進めばよいのか、先の1歩を踏み出せない瞬間

自分が先の道が見えなくて、迷子なときなんだなって。

この道を選んでいいんのだろうか。
進んでしまったらもう元には戻ってこれないこの道を進んでみる確信が持てない。もうこの道を進むために費やした時間はもう元には戻らないかもしれないと。

過去を振り返ると、過ごしてきた時間を後悔することは正直なところあまりない。それなりに、思い残しがないかどうかは慎重に選択して生きてきた気がする。

だから、この気持ちは後悔とはまた違うもの。
これからのことを考えた時にどうしても、「もっとこれに時間をかけておけば良かった」と悔やんでしまう気持ちが溢れてくる。

好きなことややりたいことに足を踏み入れると、そこには既に何年も前から挑戦してる人や優れた才能を持ってる人がたくさんいる。その人たちと足を揃えられる時までの途方もない年月と、どこから踏み出してもいいかわからないイバラ道を想像して、立ちすくんでしまって。
「ただでさえ遅れをとってるのに、何か少しても先に進まなきゃ」っていう焦りに変わるんだろうな。

真っ暗でも進んでみること

なんだかんだ、進んでみて確かめるっていうことが一番の近道ということが僕の答え。結局のところ、どんな道に進んだってその道の先人はいて、その人との距離を見せつけられることになる。

だから、やりたいことの道のりの長さに今このタイミングで絶望できたことは、実はありがたいことだと考えてもいいのかもしれない。
死ぬ直前になって、あれをやっとけばよかったって思うよりは、遥かにラッキーだったとまで言えるかもしれない。

ただ、進めば進むほどその距離の長さには絶望し挫折することになることは明白だし、
その時に「ひたすら進んでみるしかない」って心に言い聞かせたって無駄なんだろうなと思うけれど。

数学の問題を答えだけ覚えていても試験で点数は取れないのと同じで、こうやって一回一回目の前の絶望と向き合って解いてやるしかないんだろうな。

沈んだ気持ちも自分を構成する一部

こういう沈んだ文章、これまでは誰かに公開することもあまりなかったんだけれど、
たまにはこうやって公開にしようかなと思ってます。

こうやって文章を書いてるとき、「何で文章を書いてるか」ってことをぼやっと頭に浮かべるんだけれど、

自分という人の輪郭が濃くなって、それが誰かの人生と重なって、少しでも「あ、いいな」って気分が上がったり、「わかるわかる」って安心感になったり、「そういうことだったんだ」っていう自己理解に繋がったり。

そんな共鳴を生むものであれば、どんな形でも文章を書いていたいと感じたので、今後も公開していこうと思いました。

前提として、僕は沈んだ気持ちそのものに関して否定的な気持ちはなくて、今の自分を作ってきたのは紛れもなく沈んだ気持ちがあるからこそだし、自分の内側で起きてることを消すことなんてできないなと。

こんなこと思ってるから、ポジティブになれるチャンスも掴まず、この沈んだ気持ちに浸っていたいと思うんだろうな。

だからといって楽な気持ちでもないから、いざ渦中になるともうどうしようもなくしんどくて辛いんだけれど、そんな時こそどうせ書く文章なんだから、どこかの誰かのためになればいいなという気持ちで、noteにも投稿していこう。

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