人材育成の醍醐味

職業訓練の仕事では、
「仕事で役に立った」という声があって、
それはそれで嬉しい物ですが、
新入社員研修の講師という仕事をしていると、
さらにその上の「喜び」があります。

新入社員研修は4月に始まり、
5月又は6月までが、一般的な私の担当期間で、
その後はOJTになるか、
所属企業のコーディング規約に沿った集合研修です。
GW中の平日は講義がありますが、
だいたい一段落した後の演習に充てています。
ある企業では、その期間に、
先輩社員が演習の手伝い(サブ講師)として来てくれました。
2年目の社員です。
その前の年も私がその企業の研修を担当していたので、
サブ講師で来てくれた「先輩社員」は昨年の受講生。
頼もしく成長した姿をみる・・・
これが教える仕事の醍醐味ですね。
3年目には指導担当社員として、2年前に教えた受講生が来ました。
おそらく会社としては「リーダー研修」を兼ねたものでしょう。
丸2年でリーダー候補になっているというのは、
もちろん、それは「私の成果」ではなく、
その後の企業での実践の成果でもあるわけですが、
それにしても非常に嬉しいものです。

前回の記事「教えると言うこと」でも書きましたが、
私が教えていた同級生が算数で満点を取って喜んでいる姿。
これは一生忘れないでしょうし、
先程書いた「リーダー」や「先輩社員」のことも忘れないでしょう。

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