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日記6 リリの笑顔

こんにちは、ゆえです。
お昼休みの時間に、意味のない話をお話ししたいと思います。


小さな町に、リサという女の子が住んでいました。リサは赤いスカートを履いて、いつも一人で遊んでいました。手には明るい風船を持っていました。

リサは遊園地が大好きでした。でも、そこで見るピエロが怖かったのです。そのピエロは無理やり笑顔を作って、子供たちを笑わせようとしていました。

リサはそのピエロを見るたびに、心が怖くなりました。

時が経ち、リサは大人になりました。赤いスカートはマフラーに変わり、手に持っていた風船は首に巻く飾りになりました。リサは今、ピエロになり、「リリ」と呼ばれていました。

リリは本当に笑顔のピエロになろうと決めました。毎日、「私は幸せなピエロだ」と言い聞かせ、心から笑うことを学びました。

ある日、小さな女の子が遊園地に来ました。その子はリサのように、手に明るい風船を持っていました。彼女はリリを見て、怖がりました。

ショーが終わった後、女の子はリリの前に来て、震えながら言いました。「ピエロさん、どうしてそんなに楽しそうなの?」

リリは微笑んで答えました。「私は本当に心から笑っているんだよ。君たちに笑顔を届けるために。」

でも、女の子は理解できず、急いで逃げていきました。リリはその背中を見つめ、涙を浮かべながらも微笑んでいました。

リリは涙を流しながらも、心からの笑顔で子供たちを迎え続けました。なぜなら、リリはただのピエロにすぎないからです。

以上。

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