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ヤバいけど居心地良い女装ワールドと例の法律

とある法律が賛否両論で盛り上がっています。法律というのは、すべからく人の思考や行動に影響を与え、法律の施行には必ず税金の支出が伴います。
法律ができることの影響は、良い面と悪い面があり、その比較をした上で国民へのメリットが多いと判断されるからこそ、法律が新しくできたり、改正されたりするわけです。なんか適当に作ってしまったらしい女性支援の法律によって公金チューチューされる疑いがもたれ、女性関係の社団法人やNPOへの世間の信頼性が一気に失われているように、せっかく積み上げてきた性的少数者への社会的な信頼を法律によってかえって崩されることがないように、文字通り理解増進してほしいと思います。

さて、ワタシ個人の所感です。(それってあなたの感想ですよね?はい、そうです)
もしワタシが「あなたはLGBTですか?」と聞かれたら「いいえ、女装です」と答えます。
LGBTという欧米の概念を使わなくても、日本にはそれ以前から女装という(単語の使用はいつからかともかく)概念、文化、性のあり方があり続けてきたからです。
ワタシは一女装者として、そうした日本で綿々と続いてきた大きな巨人の肩に乗っていると思っています。
欧米のキリスト教社会や中国韓国の儒教社会に比べると、ハッテン場が質量ともに充実している日本の女装や男性同性愛者の世界は、ヤバさ(妖しい魅力)とともに、居心地の良さが際立っていると感じています。
なので、法律の立案する政治家や施行する公務員がいかに「当事者」の声を聞こうとしても、性的少数者のうちメジャーな人口を数えるだろう、女装やそれより多い男性同性愛者のうち、現在、どっぷりハマっている人たちから、生の声を聞くことはほとんどできないだろうとも思っています。パレードでいくらアンケートをしようともすくい上げることは難しいのです。
ヤバくて居心地良い世界にいるので充実した人生を送っているのだから、あえて、健全で居心地の悪い、陽のあたる場所に出る理由がないからです。
そもそも法案は、性的指向を生まれながらに持つものでチェンジ不可としてる時点で、分かってないなあと感じています。人間は生まれてから、様々な価値観や考えを変えていく生物なのに、性的な方向性だけが変化しないというのはおかしな話です。
それを認めると同性愛を矯正するという過去の黒歴史を認めることになるから、という理屈も理解できなくもありませんが、人生で、第二次性徴期という男性ホルモンのマックス放出期があり、その時期は「女」「女」でも、ある程度の年齢になり、それが落ち着いてから、本当の性的指向が明らかになるというのが、女装をしてみての実感です。
三十代や四十代から女装を始める人が多いのも、人生における生物的なホルモンバランスから考えると、極自然なことのように思っています。
「隣に住んでいたら嫌(気持ち悪い)」の秘書官さん。そんな気持ち悪いという考えも、女装の世界ではよくある話で全然オッケーです。「気持ち悪い」という男を、「気持ち悪いと思ったけど、女より気持ちよかった!最高です」と言ってもらうのも、女装をしていて至高の瞬間なので、女装と遊びたくなったり、自分も女装したくなったら遠慮なくフリーダイヤルまでお掛けください❤

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