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IBCでMONEYBALLを実践してみた件

こんにちは!IBCデジマケ女子部のくりにっくです。
夏真っ盛り、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
夏といえば、海・山・フェス・花火・・・などなど色々ありますが、甲子園を観ながら、高校球児たちの青春に胸を熱くしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?(私もその一人です( *´艸`))

IBCではお昼休みになると、ラウンジと呼ばれる休憩エリアでお弁当を食べながらTVを観たりするのですが、この時期は甲子園をつけているので、心なしかいつもよりラウンジにいる人数が多かったりしますww


IBCのラウンジ

そんな甲子園を観ながら「そういえば」と思い出したのですが、皆さんはメジャーリーグでの実話を基に作られた「マネーボール(MONEYBALL)」という映画をご存知でしょうか?

今日はその「MONEYBALL」を観てIBCで実践したIBC的メトリクスのお話しをしたいと思います!


MONEYBALLとは

まず、映画の「MONEYBALL」のあらすじですが、
元プロ野球選手のビリー(ブラッド・ピット)がアスレチックスのスカウトに転身し第二の野球人生を歩み始めますが、資金難のため良い選手が集まらず困っているところに、ピーターというスタッフに出会います。
ピーターは点を取るために必要な数値である出塁数等を統計的に分析を行い、客観的に数字だけで選手を評価するという独自の手法を用いており、これに興味を抱いたビリーがピーターを自分の補佐として引き抜き、統計学的にチームを勝たせることができる、他の球団が注目すらしない低予算の選手を集め、チームを改革していくというストーリーです。

セイバーメトリクスとは

ピーターが用いた分析手法は「セイバーメトリクス」(SABRmetrics:SABRはアメリカ野球学会の略称です)と呼ばれるもので、選手の評価となる様々な基準・指標について、数字のみで分析を行い、その結果で出た数値を客観的に数字のみで判断し優劣をつけるというものでした。
例えば、打率・盗塁率・ホームラン数等、通常注目すべき数値ではなく、「アウトにならなければ試合は終わらないのだから、打席に立った際にアウトにならない出塁率が高い選手を選ぶ」といった感じで、野球を知っている人から見れば「非常識」と思われる分析方法で独自の評価を行うというものです。

IBCでもやってみた

この映画を観ながら、「まさにコレ!!!」と衝撃を受けたのを今でも覚えています!観ている途中から「ここをこうしたらIBCでも応用できる!」「そう!数字は嘘をつかない!」と興奮状態でしたww
私がやってみたかったのは、営業スタッフの数値化でした。営業といえば「売上」という誰がみても一目瞭然の数字があるのに「なんで??」と思う方もいらっしゃると思うのですが、IBCである程度経験を積んだ営業ならば「売上」の数値のみで評価できるのですが、若手営業・中途入社営業がなかなか「売上」数字に繋がらず、どの数値に着目すれば(何を重点的にやらせれば)将来的に売上に繋がるのかが不透明で「コレ」という重要視すべき指標がわからない状態でした。
そこで、売上・手持ち案件・案件進捗・コール件数・同行件数・評価件数・見積等々、思いつく様々な指標を数値化し、各指標毎に標準偏差を割り出し、平均からどのぐらいの差があるのか、どの指標の偏差値が良いと売上に繋がるのかを分析してみることにしたのです。

IBCメトリクス

様々な指標のうち、何を重要視すべきかを数値から読み取れないかと1年程地道に数値を取り続け、毎月営業個人毎に以下のような通知表シートを作成し報告をしていました。(営業からしてみたら、毎月知らないうちに模試を受けて偏差値が出てきて結果を渡されるという、ありがた迷惑な状況だったでしょうww)
売上が野球でいうところの打率、大型案件がホームラン、コール件数が盗塁率といったところかと思います。打率4割、ホームラン40本の選手でも、ある指標が悪いと営業成績が長続きしなかったり、打率2割、ホームラン0の選手でもその指標が良いと1年後の打率(売上)が伸びたりと、重要視すべき指標も見えてきました。

恐怖の通知表

取り扱う商材等によって、重要視すべき指標も変わってくるかと思いますが、こういったデータを取り続け、社員の成長度合いや、新しく入ってくる社員の教育に活かしたりすることも可能です。

ここでは詳細までお伝えしきれませんが、興味のある方はご連絡ください!

IBCのアセスメントサービス

ちなみにIBCメトリクスでは、重要視すべき指標を測るために様々な数値をとっていましたが、IBCの性能分析サービス(アセスメントサービス)では、System Answer が取得する数値をもとに、IBCの経験豊富なエンジニアが経験と実績をもとに導き出した指標で客観的に分析を行うことができます。
何を指標とすべきかわからないものは試行錯誤するしかありませんが、IBCであればお客様のIT環境を信頼のある指標で分析を行うことができます。
是非ご相談ください!!

最後に

短い記事ですので、伝えきれないことも多いですが、数値だけでなく経験や勘に依るものも、とても重要だと思います。
ただ、この経験や勘はどうしても属人化してしまいますので、全てをここに頼るのはリスクが高いです。この経験や勘をうまく数値化できると更に良い指標もできると思いますので、日々試行錯誤です!
ちなみに、今回は映画を仕事に繋げてしまいましたが、個人的には映画鑑賞は小学生の頃から大好きで、いつもこうして仕事に繋げている訳ではありませんw「MONEYBALL」もセイバーメトリクスだけに着目してしまいましたが、映画としてだけでも面白い映画ですので、単純に野球好きな方、統計学が好きな方、ブラッド・ピットが好きな方にもお勧めです!

映画の他にも、読書・アニメ・スポーツ・旅行など多趣味で、様々な方面の会話についていけることが特技な私ですので、これからも皆さんのアンテナにひっかかるよう多方面から記事を書いていきたいと思います。宜しくお願い致します。(•ᵕᴗᵕ•)⁾⁾