富士山がエベレストと誤表示された映像

日本の富士山の空撮映像が、ネパールと中国の自治区であるチベットの国境にまたがるエベレストを撮影したものであるかのようにSNS上で誤表示されていたことが明らかになりました。

映像は、飛行機から見た雪を頂いた山頂のクレーターを示しています。SNSへの投稿のキャプションには、「地球の頂点、民間航空機から見たエベレスト」と書かれています。

画像提供:ロイター通信

しかしながら、この映像は富士山の上空で撮影されたものです。

この映像の別バージョンは、2024年1月2日にFacebook上で公開されました。この映像は、ロイター通信が飛行機から撮影した富士山の写真と一致します。

火山である富士山の衛星写真では、山頂に同様のクレーターがあり、グーグルアースで見たエベレストの鋭い山頂とは見た目が異なっています。

富士山は1707年に最後に噴火した火山です。エベレストは「褶曲山脈」であり、地球の地殻プレートが押し合うことで形成され、岩石の層が折り重なって出来ています。

【評定:誤表示】

  • この映像は日本の富士山を撮影したもので、大ヒマラヤのネパール側とチベット側に跨るエベレストを撮影したものではありません。

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