ファイザーワクチンによって子供の死亡リスクが5,100%増加したりはしません。

【和訳】
Pfizer社のCOVID-19ワクチンは、子供の死亡リスクを5,100%高めるのですか?いいえ、そんなことはありません。イギリスの国家統計局(ONS)は、この主張を 『非常に誤解を招きやすい 』と指摘しています。この数字が出た期間の大部分において、イングランドとウェールズで「臨床的に脆弱な子供達だけが」ワクチンを受けることが出来ました。このグループは一般集団よりはるかに死亡率が高く、ワクチン接種者と非接種者の比較に歪みが生じています。

この主張は、The Exposéが2022年2月7日に発表した 「Pfizer社のCOVID-19ワクチンは、国家統計局によると、子供の死亡リスクを5100%増加させる。」というタイトルの記事(アーカイブはこちら)に掲載されています。以下のような書き出しです。:

国家統計局が発表した公式データによると、イングランドとウェールズでCOVID-19を接種した子供と未接種の子供の死亡率に大きな差があり、完全に接種した子供のあらゆる原因による死亡リスクが5,100%増加することが明らかになりました。

https://dailyexpose.uk/2022/02/07/covid-vaccinated-children-5100-percent-more-likely-to-die/?fbclid=IwAR06j2bQGEX-_84drpNaFGi8iTGX2WsdKyloUVKAAipRHKQHZAmoe84sBjo

2022年2月9日、The Exposéのサイトではこのような記事になっています。:

https://dailyexpose.uk/2022/02/07/covid-vaccinated-children-5100-percent-more-likely-to-die/?fbclid=IwAR06j2bQGEX-_84drpNaFGi8iTGX2WsdKyloUVKAAipRHKQHZAmoe84sBjo

Exposéの記事では、特に10~14歳の子供について見ています。2022年2月9日、ONSは、Lead Storiesへの電子メールで、この見出しと報告を「非常に誤解を招きやすい」と指摘しました。

期間の大部分(2021年1月10月)において、臨床的に脆弱な子供達だけがCOVID-19ワクチンを受けることが出来ました。臨床的に脆弱な若者は、併発症がない子供達よりずっと早くワクチンを接種されました。臨床的に脆弱な子供や若者は、併存疾患のない子供よりも死亡率が高く、ワクチンを接種した10代が未接種のままだった子供よりも死亡率が高いのは、このためです。
10-14歳については、12歳以下の子供はワクチンを受けていないでしょうから、ワクチンを受けた10-14歳の子供は、ワクチンを受けていない10-14歳よりも平均年齢が高いことになります。本来、死亡率は子供にとって意味のないものですが、それはワクチン展開においてリスクのある子供が優先されたからです。

https://leadstories.com/hoax-alert/2022/02/fact-check-childrens-risk-of-death-is-not-increased-5100-percent-by-pfizer-vaccine.html

イングランドとウェールズの健康な12歳から15歳へのCOVIDワクチンの展開は、The Exposéが引用した統計期間の最後尾である2021年9月下旬まで始まらなかったのです。

英国では、国民健康システム(NHS)によると、12歳以上の全て人と、5歳から11歳の一部の子供は、ワクチンの1回目と2回目を接種することが出来ます。しかし、はっきり言って、低年齢層の殆どは現時点では対象外だと、NHSのウェブサイトは2022年2月9日に発表しています。

5歳から11歳の一部の子供達は、以下のどちらかの場合、COVID-19ワクチンの1回目と2回目の接種を受けることが出来ます。:
  ・COVID-19によって重篤な病気にかかる危険性が高い状態にある場合。
  ・免疫力が低下している人と同居している場合。

https://www.nhs.uk/conditions/coronavirus-covid-19/coronavirus-vaccination/who-can-get-the-vaccine/

英国の医薬品医療製品規制庁(MHRA)は2021年12月22日、5歳から11歳までのPfizer社製ワクチンを承認しました。MHRAの最高責任者であるJune Raine博士は、プレスリリースでこのように述べています。:

我々は、Pfizer/BionTech社のCOVID-19ワクチンは、5歳から11歳の子供達に対して安全かつ有効であり、新たな安全性の懸念は確認されなかったと結論付けました。我々は、入手可能な全てのデータを慎重に検討し、この年齢層の子供達に対してベネフィット・リスクを勘案した場合にその有効性を支持する強固な証拠があるという判断に達しました。
これまでに報告された全ての副作用を詳細に検討した結果、圧倒的多数の副作用は、腕の痛みやインフルエンザ様疾患などの軽度の症状に関するものであることが判明しました。私達は、英国で承認された全てのCOVID-19ワクチンの安全性を監視するための包括的な安全性監視戦略を導入しており、これには5歳から11歳の小児も含まれています。

https://www.gov.uk/government/news/uk-regulator-approves-use-of-pfizerbiontech-vaccine-in-5-to-11-year-olds

Lead Storiesは以前、COVID-19を接種したイングランドとウェールズの10代の若者が、未接種の10代の若者に比べて死亡する確率が3倍高いというThe Exposéの別の主張を論破しています。その記事はこちらで読むことが出来ます。

→2022/02/10 20:33追記
悪いね。もうデマ出し終わっているからwww。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?