COVID-19ワクチンはHIVやAIDSを引き起こしたりしません。

【和訳】
COVID-19ワクチンでAIDSになるというデマが、またしてもソーシャルメディア上で再燃しています。
→情強なアテクシならば、《またしてもな》事態は当然知っておかないといけないですよねえ?www

Facebook(こちらこちら)では、シンガポールに住むユーザーが、次のようなツイート(こちら)のスクリーンショットを共有しています。「それはAIDS、人々にAIDSを与えています...…。私は今、病理学者や医師と国際電話をかけているところです。私達は深刻な事態に陥っています。免疫システムが抹殺されつつあります。」 
→国際電話をかけなければならない程離れている人ならば電子メールでええやん。情報通なんでしょ?www

これは、COVID-19ワクチンについて言及しているようです。 

このツイートの著者は、以前にも、このワクチンがHIV感染のリスクを高めるという誤った情報を共有しています(こちら)。

Twitterの別のスレッド(こちら)では、あるユーザーが筆者にこう言いました。「あなたは、米国政府と製薬会社がCOVID-19ワクチンで国民にAIDSを与えているという馬鹿なことを信じ、無謀にも広めてきた!」、これに対して著者はこう答えた。「私は正しい、あなたは情報に疎い。私が正しいと分かっても、パニックにならないようにして下さい」と答えました。
『意識高いアテクシ逆ギレか?』のパターンですよねwww。

後天性免疫不全症候群(AIDS)は、感染症や病気と戦う体の能力を妨げる慢性疾患です(mayocl.in/3H123fC)。ヒト免疫不全ウイルス(HIV)によって引き起こされます(こちら)。

しかし、認可されたCOVID-19ワクチンは、HIVやAIDSを含んでおらず、またその原因ともなりません。

Pfizer、Moderna、AstraZeneca社のワクチンの中身は見ることが出来ます(こちらこちらこちら)。

ロイター通信は、オーストラリアのCOVID-19ワクチン候補が試験参加者にHIVを感染させたという主張を既に取り上げています(こちら)。

クイーンズランド大学とバイオテクノロジー企業CSLによるこのワクチンの開発は、HIV検査に干渉することが判明しましたが、CSLによれば、定期的なフォローアップでHIVが存在しないことが確認されたとのことでした(こちら)。

最終的に試験は中止され、このワクチンは使用されていません(こちら)。

また、免疫不全がCOVID-19ワクチンと関係しているという証拠もありません。

このテーマに関する以前のファクトチェックのためにロイターに語って下さった、外科科学部門のチーフでコロンビア大学の微生物学・免疫学教授のDonna Farber氏は、このワクチンは「いかなる免疫細胞も枯渇させない」こちら)と説明し、その代わりに次のように述べています。「免疫細胞を刺激して活性化させ、分裂させ、抗体や可溶性因子のような分子を産生させて病原体を認識し、体外に排出させるのです。」

【評定】デマ

COVID-19ワクチンはHIVやAIDSの原因になりません。

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