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美容室専売品の公式オンラインストア「milbon:iD」、登録店舗が1100店舗を突破/ミルボン

 (株)ミルボン(佐藤龍二社長)は、昨年9月にオープンした美容室出店型の公式オンラインストア「milbon:iD(ミルボンアイディー)」の登録美容室が、1,100店舗を突破したことをこのほど発表。当初計画を大きく上回る早さで伸長を記録しており、同社は今後も、 美容室専売品を購入しやすい環境を整えることで、お客さまの「美容室へ商品を買いに行く不便さ」を解消し、美容室の売上向上に貢献していきたい、との意欲を示している。

 「milbon:iD」は、 取引サロンがミルボン製品を消費者に販売するオンラインストアを出店する、プラットフォームの役割を担う情報発信サイト。 今年の6月から、同社の主力ヘアケアアイテムを出品対象商品としたところ、 6月1日時点では約450店舗だった登録が、 約2ヵ月間で倍増、 3カ月経過した9月末日には、1100店舗を突破したという。 同社は当初、 2020年末までに1000店舗の登録を目指していたが、 その計画を大きく上回る見込みとなっている。

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 もともとは、「購入顧客の美容室訪問と商品が切れるタイミングが合わない」「詰め替えパックなど、 重いものは店頭で買いづらい」など、美容室専売品に関する取引サロンの声への対応策として開発されたシステムだったが、新型コロナウイルス蔓延の影響により、 これまでもあったサロンの悩みがより顕著となったことが、登録数大幅伸長の一因と同社は捉えている。

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 また、美容室専売品のECサイトは、美容室が独自に展開することも可能だが、 個店で運営するには、プラットフォームの手数料に加え、在庫管理や配送業務などの手間やコストもかかるため、店頭で販売することに比べて利益を確保することが非常に困難。「 milbon:iD」は、 初期登録時の費用と1購入当たりの手数料が大幅に抑えられる上、在庫管理や配送業務なども全て同社が請け負っている。美容室の負担が一般のプラットフォームサイトより軽減されていることも、サービスに対する高い評価につながっているようだ。

 同社は引き続き、美容室とエンドユーザーとの関係が深まる施策を展開していくことで「 milbon:iD」の普及に努め、2021年末までに、登録店舗数を3,000店舗と目標を掲げている。