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美容の力で災害被災地支援 Beauty Force総会開催~昨年の九州地方集中豪雨での支援を報告

 東京の人気美容師有志による災害被災地支援団体、Beauty Force(尾崎隆司代表、新井唯夫実行委員長)の総会・支援説明会が2月17日(水)16時より、オンラインで開催された。参加する美容師のほか、協賛メーカー、ディーラー関係者らが出席した。

 東日本大震災が発生した2011年に設立され、今年で丸10年を迎えた同団体。昨年も九州地方の集中豪雨で被災した美容室を支援するなど、地道な活動が続いている。

 総会では2020年度の会計報告および支援活動報告が行われ、昨年の九州豪雨における被災地支援では地元の美容組合、ならびに美容器具商組合と連携して、美容室の被災状況を把握し、75軒の被災サロンへ迅速な支援を行なったことなどが報告された。

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オンラインで開催されたBeauty Force総会・支援説明会の一コマ。

 今後の支援活動については、大規模災害に備えた「美容室に特化した災害マニュアルブック」(仮題)を作成し、サロンへ無料で配布する計画が発表された。パーマやヘアカラーの薬剤塗布時に地震、災害で水道が止まった時の緊急対応法や、被災したサロンの体験談などが掲載される予定。

 あいさつに立った尾崎代表は「美容業界の役に立つBeauty Forceとして、これからも支援活動を続けていきたい」と述べ、新井実行委員長は「昨年の九州豪雨において、地域の美容組合・器具商(ディーラー)組合と連携して支援する形を構築できた。今後の活動につなげていきたい」と意気込みを語った。