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「抜け感」「外国人風」「無造作」「こなれ感」、『kakimoto arms』のバレイヤージュのテクニックを“ゼロ”からマスターできる本が発売!

 外国人風の質感を表現するヘアデザインとして人気の「バレイヤージュ」。ただ、髪の履歴やダメージによってパーソナルな対応が必要で、常に失敗する可能性を秘めている難しい技術を求められます。また、デザインがランダムなため、施術者の感覚に頼りがちです。本書では、『kakimoto arms』が考案したバレイヤージュテクニックを基礎から応用までカバー。感覚に頼らない、失敗しない技術を体系的に習得し、お客さまに自信をもって提案できるようになります。

はじめに

 ハイトーンカラーの人気が続く中、ますますニーズが高まっている「バレイヤージュ」。外国人風のラフな雰囲気や抜け感を演出できるのが、最大の魅力です。しかし、日本人特有の暗い髪に対しては施術が難しく、また、ランダムなデザインが持ち味ゆえ、施術者それぞれの感覚に頼りがちで、サロン内で技術を共有しづらいという問題も・・・。
 『kakimoto arms』では、この課題をクリアするために研究を重ね、ついにバレイヤージュのテクニックを体系化することができました。この本には、バレイヤージュを失敗なく施術するコツが詰まっています。ヘアデザインや女性像の表現において多様化が進む中、美容師には、もっと自由に、もっと幅広いデザインを提案できる力が求められると思います。これからの時代、変化を恐れずに進化し続けるヘアデザイナーであるためには、技術力を磨くことを忘れてはなりません。あなたにしかつくれない「世界でひとつだけのデザイン」を生み出すために、楽しみながらバレイヤージュを学んでほしいです。

岩上晴美[kakimoto arms]

第1章 「バレイヤージュ」と「ウイービング」はどう違う?

そもそも「バレイヤージュ」ってどんなデザイン?テクニックの特徴は?まずは、これらを知ることからスタート。この章では、バレイヤージュとウイービングによるハイライトのデザインとテクニックの違いについて解説します。それぞれのメリットやデメリットを把握し、お客さまのニーズに合わせた提案ができるようになろう

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第2章 美しいバレイヤージュに仕上げるには?(明度編)

第2章は、バレイヤージュの成否を大きく左右する「明るさ」について解説。バレイヤージュデザインの特徴である光と影のコントラスト、ダイナミックかつ滑らかなグラデーションをつくるには、充分な明るさを計算した上で施術を進めることが重要。脱色ムラを防ぎ、失敗なく仕上げるための明度コントロールのコツを学びましょう。

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第3章 美しいバレイヤージュに仕上げるには?(色相編)

バレイヤージュのデザインは、ブリーチ施術の後、トナーで仕上げるのがおすすめ。ただし、アジア人の髪はブリーチ後に黄みや赤みが残りやすく、イメージ通りに仕上げるのがなかなか難しい。第3章では、第2章で学んだ明度コントロールを踏まえつつ、ブリーチ後の黄みやオレンジをカバーし、狙い通りの仕上がりへ導くためのポイントを紹介します。

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第4章 2つのデザインパターンをマスターする

バレイヤージュのデザインにバリエーションがあれば、お客さまのニーズに合わせてつくり分けることができ、満足度もきっと高まるはず。第4章は、『kakimoto arms』のサロンワークで実践している2パターンのデザイン(L.A.バージョン、フレンチバージョン)をつくるためのテクニックを紹介。しっかりマスターして、サロンワークでの提案に生かそう。

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第5章 デザインを組み立てる(L.A.version)

この章からは、いよいよモデルへの施術に入る。第4章までに学んだ内容をベースに、素材に合わせて施術方法を変化させたり、薬剤選定を工夫したりしながらイメージ通りに完成させましょう。第5章では、「L. A. バージョン」のアプローチについて紹介。素材の異なる2人のモデルに対してバレイヤージュを施し、ベージュ系の色みに仕上げる。ダイナミックなグラデーションをつくるコツを学びます。

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第6章 デザインを組み立てる(French version)

第6章では、「フレンチバージョン」のアプローチについて紹介。繊細な「光」を効果的に表現するためのテクニックを解説する。レイヤーや削ぎの多い髪にバレイヤージュをきれいに表現するためのアイデアや、デザインが映える下地づくり、光と影のコントラストのつくり方のコツに注目しよう。

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第7章 バレイヤージュのデザインバリエ

これまで学んできたバレイヤージュの技術解説も、いよいよ大詰め。第7章では、モデルの髪質やカットベースに合わせたさまざまなバリエーションのデザインやテクニックについて紹介する。素材や目指すデザインによって工夫を凝らし、「世界にひとつだけ」のバレイヤージュを完成させるためのアプローチを学べます。

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※章末のポイントコラムも注目!

◎ブリーチ+トナーで狙い通りの仕上がりを実現するには・・・?

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◎バレイヤージュが映えるカットベース

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◎気になる!バレイヤージュの施術時間と料金設定

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CONTENTS

■第1章 「バレイヤージュ」と「ウイービング」はどう違う?
・バレイヤージュってなに?
・バレイヤージュとウイービング、どう違う?
・素材のジャッジとリタッチの疑問 バレイヤージュを始めよう
・セクショニングとスライスの取り方
・基本の塗布テクニック
・塗り方のバリエーション

■第2章 美しいバレイヤージュに仕上げるには?(明度編)
・失敗しない! 明度コントロールのためのルール
・光と影の黄金バランス
・さまざまな塗り方による仕上がりの違い
・上手なプランシェット使いのコツ
・「オンベース」をキープする
・ベースとの明度差が8レベル以上でコントラストが生まれる パネルへの塗布は「鋭角」に
・ブリーチの放置時間と明度の関係

■第3章 美しいバレイヤージュに仕上げるには?(色相編)
・色みによる仕上がりの違い
・色相コントロールのポイント
・暖色系 ブリーチ+トナーによる色相コントロール
・中間色 ブリーチ+トナーによる色相コントロール
・寒色系 ブリーチ+トナーによる色相コントロール
・ブリーチ+トナーで狙い通りの仕上がりを実現するには……?

■第4章 2つのデザインパターンをマスターする
・2つのデザインパターンの特徴をつかもう
・L.A. versionのテクニック
・French versionのテクニック
・2つのデザインパターン テクニックのおさらい

■第5章 デザインを組み立てる(L.A.version)
・CASE 1
・CASE 2
・バレイヤージュが映えるカットベース

■第6章 デザインを組み立てる(French version)
・CASE 1
・CASE 2
・気になる! バレイヤージュの施術時間と料金設定

■第7章 バレイヤージュのデザインバリエ
・DESIGN A_French version
・DESIGN B_French version
・DESIGN C_French version
・DESIGN D_L.A. version
・DESIGN E_French version
・DESIGN F_L.A. version
・まとめ こんなときどうする? バレイヤージュのデザイン対処法
・もう一度確認! バレイヤージュデザインクオリティアップのポイント
・kakimoto arms 流・バレイヤージュ誕生への道のり
・6 DESIGNS OF BALAYAGE COLOR RECIPE

書籍概要

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◆『ゼロからはじめるバレイヤージュ入門』
著者/kakimoto arms
発売日/2020年10月25日(日)
定価/本体3,800円+税
判型・頁数/A4判変型 112頁

※紙版・電子版を販売中

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